今日もまた、学校から電話!小学男子の思考が理解できない。どうしてそんなことするのー!!!


 

自分で言うのもなんですが、私は小学生の時はそこそこ優等生。

お姉さんぶりたいタイプで、

先生の手伝いをしたり、

みんなのまとめ役を買って出たり……と、

今振り返るとちょっといけ好かない、生意気な女子だったと思います。

そのため、家庭訪問や個人面談などでほめられることはあっても、

責められた経験はなく。

ましてや、小学校の先生からお叱りの電話がかかってくることなんて一度もなかったのですが……。

我が家の長男(小4)の小学校生活は、予想を超えたものでした。

小学1年生になり、新学期早々、仕事中、携帯に小学校からの着信に気づきました。

まさか、事故?! 怪我でもした??

大慌てでかけ直すと……。

「実は、長男君が、休み時間が終わっても教室に戻ってこなくて」

「えぇっ?!」

「職員で探し回ったところ、塀の上で体操座りしているところを発見しました」

「……なんでそんなところに???」

「休み時間にドッジボールをして、お友達とルールで揉めてしまって、怒った気持ちが鎮まらず、外を眺めて気持ちを落ち着けていたようです」

「?!」

「今回はけがなどはありませんでしたが、結構高さもあって危ないので、お母さんからも、きちんと話しといてください」

「……はい、お手数おかけしてすみませんでした」

この電話を切った後の脱力感と言ったら!!

とりあえず怪我や事故じゃなくてよかったものの。

休み時間が終わったら教室に戻りなさいよ~、と長男に対してちょっと呆れた気持ちに。

でも、まだ小学生になって間もないし、ルールがわかっていないのかな……と

「まぁ、最初のうちはこんなこともあるよね」と、気楽に考えていました。


 

ところが!

そこからかかってくる電話の多いこと!!

小1~小2あたりは、週2~3回は担任の先生から電話が!!

その内容としては……

「授業中に『お水を飲みに行ってきます』といってから戻らない」

「朝会の時に『トイレに行ってくる』と言って戻らない」

「休み時間が終わっても教室に戻らない」

という、校舎をさ迷ってしまう系から。

「友達とケンカして叩いて泣かしたor叩かれて泣かされた」

「定規戦(定規を消しゴムを使って飛ばしてバトルするゲーム)に熱中しすぎて友達の定規を折ってしまった」

「友達と口論になり、怒って思いっきり机をたたき、近くにいた女の子がびっくりしてしまった」

「ドッジボールのルールで揉めた」

というような、お友達とのもめごと系。

「提出物を出していない」

「宿題をやっていない」

「〇〇を持ってきていない」

「遅刻が多い」

という生活態度系まで、さまざま。

毎回毎回、ヤツはなんでこんなにネタが豊富なのか?!と

ツッコミたくなるくらい、いろんなことで電話が鳴ります

(担任の先生には、毎度毎度本当に申し訳なかったです)。

電話口で謝ってばかりの私。

だんだんと小学校からの着信におびえるように……。

帰宅してから長男には、

「なぜそうしたか」

「何が良くなかったか」

「今後どうするか」としっかり話をしているつもりなのですが。

本人はどこ吹く風……。

 

「〇〇するってこのあいだ約束したでしょ、わかってるの?」

「うんわかった、ごめんなさい(こっちを見ないで、あからさまに適当な返事)」

「……じゃあ、何がわかったか言ってみて」

「…………(目が泳ぐ。やべ、聞いてなかったという表情)」

「ぶちっ(私の堪忍袋の緒が切れる)!!!!!」

もう、何度このやり取りをしたか分かりません。

育て方がまずかった??

甘やかしすぎた???

と過去を振り返って後悔もしました。

自分も責めました。

何で長男はこんなことをするんだろう。

学校に不満がある?

それとも家庭に不満がある??

私が仕事をしていて、そばにいる時間が少ないから???

そう思って、どんどん自分を追い込んでしまいました。

あの子がわけわからない行動をとるのは、私が至らない母親だから……。


 

しかし、悩みの出口は意外と身近なところにありました。

ある日、主人と長男の奇行(私にはそう感じられる)について話しているときに、

彼がぽつりと言ったのです。

「理由なんてないと思うよ。単純にそうしたいから、そうしてるだけなんじゃないかな」

「え?」

「自分にも覚えがある。面白そうだから、楽しそうだからやってるだけで、理由なんてないと思う」

えぇええええぇぇぇぇっ!!

そんなことだったの??

だったら、もっと早く教えてよ~!!!!!

と、主人を責めたくなりましたが、

彼自身も子供のころのそういう気持ちを忘れていたそうです。

でも、そう考えるようになってから、少し楽になりました。

本人が、「これは楽しくない」「かっこ悪い」と、

気づいたらその時にからやらなくなるのかもしれない。

さいわい、誰かを傷つけたりするようなことはなかったので、

しばらくは彼の成長を見守ることにしよう。

そう、気持ちを切り替えることができるようになったのです。

 

そのうちに、先生からの電話の内容も

「どっかいってしまう」から「授業中に絵ばかり描いている」「鉛筆を転がして遊んでいる」へと変化し、

授業中に座っていられるようになり、いなくなることは無くなりました。

先生から、電話をいただく回数もだんだんと減っていき、最近ではめったにかかってくるはありません。

今思うと、当時の長男は、

自分の気持ちをうまく言葉で発散できなかったから、

物に当たったり、頭を冷やすために外をうろうろしたりして、

自分なりにその状況を落とし込もうとしていたのかもしれません。

基本的に、女の子は口が達者な傾向がありますよね?

私自身もそうでしたし、長女を見ていてもそうなので、

長男のような動きは全く想像もできませんでした。

男の子と女の子。

やはり、個人差はあるのでしょうが、全く違う生き物だなぁと思います。

マザーグースの童謡によると、

男の子はカエルとカタツムリと子犬のしっぽでできているそうです。

なんか、すごくよくわかります。

特に子犬のしっぽ(笑)

男の子は好奇心といたずら心と、

自分なりの正義感で動いているような気がします。

母からすると、その行動はわからないことだらけですが、

びっくり箱のような彼の成長を、これからも楽しみながら見守っていきたいと思います。

ちなみに、先日久しぶりに担任の先生から電話がありました。

「掃除をさぼって、友達と追いかけっこをしながら机の上に乗ったりして走り回っていた」

その日は理科室の掃除当番だったそうです。

きっと、珍しいものに興奮したんだろうなぁと思いつつ、

久々に先生に平謝りしました。

春からは長男も小5。

新しく始まる委員会などにはりきっているようです。

……願わくば、来年度は電話が来なくて済むようになりますように!

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