とある雑誌の調査によると、自分の子どもがリビングやダインニングで学習すると答えた小学生の親は、全体の約8割という結果が出たんだとか。
かくいう私の子どももリビング学習です。
理由を聞くと、2階の子ども部屋に行くのが面倒だったり、ひとりで2階に行くのが怖かったり…子どもならではの理由があるみたいです。
リビングで学習をするとテレビや雑音などで集中できないのでは?と思うのですが、誰かが傍にいてくれることで、安心感もあるのかもしれませんね。
ただ、親にももちろん悩みが付いてきます。
そのひとつが「片付け」。
「ただいまー」の声と同時に、ランドセル、帽子、給食袋、宿題のノートや漢字ドリル、計算ドリルなどダイニングテーブルや床にどーーーんと置いて「おやつない??」「まず手を洗ってらっしゃい!」そんな会話に頭を抱えたこともしばしば。
もちろんおやつも大事。
遊びに行くのも大切ですが、片付けくらい自分でやりなさい!と言ってしまうことも。
そんなイライラを解消するために、帰宅してからのルーティーンや生活動線を確認し、リビング学習までの流れをつくって、子どもが自然に片付けができるような収納場所を決めていきましょう。
例えば、リビング入り口から近い場所にランドセル置き場を設置。
学習する机の近くの方がより良いみたいです。
家具の配置や間取りなどで難しい場合もありますが、子どもの動線を短くすることと、子どもがリビングをどう移動するかを意識して置き場をつくりましょう。
ランドセル置き場や教科書をリビングに置く場合、カラーボックスやツールワゴンが便利です。
引き出しに収納など手順が増える程、子どもは面倒になり片づけなくなってしまいます。
◇取り出しやすくしまいやすい
◇時間がかからない
これが、子どもの片付けの基本。
小学校のロッカーも取り出しやすく工夫されているとこが多いと思うので、一度見学してみて下さいね。
リビングに子どものものを置きたくない場合は?そんな時はかごを用意し、その中に学習で必要なモノを入れてしまいます。
ひとつにまとめることで、子ども自身でも移動しやすく持ち運びも簡単。
塾に行くときもカバンに学習用具を入れて行きますよね?そんなイメージです。
リビング学習が中心になれば、学習机の必要性や耐久性など、長い目で見ることもでてくるかもしれません。必要なモノだけを買う、モノを大切に使う。そんなことを子どもたちに収納と一緒に伝えていけたらいいですよね。
リビング学習における3つの収納キーワード
◆子どもの手間を減らす!
◆動線を短くする!
◆片付けに時間をかけない!
この3つを意識して、学習用品の収納を子どもと一緒に考えてみましょう!