小4息子の提案でお彼岸に親子そろって心のマッサージ!『般若心経』暗記してみました。
こんにちは!
皆さんは素敵な満月をながめることができましたか?
中秋の名月と満月が一緒になるのはなんと8年ぶりだそうですね。
私の住むエリアでは、夕方からあいにくの雨!実際に月を見ることすら叶いませんでしたが、ネット上では立派な満月をたくさん眺めることができたので、息子と少しの間バーチャルお月見を楽しみました。
誰に似たのかお月見だんごが好きな息子、用意していなかったのでちょっぴりご機嫌ななめでしたが・・でもバーチャルだから(笑)って言ったらよけい怒られました(汗)
お彼岸って何?・・子どもになんて説明しますか?
そんなお月見の季節といえば、お彼岸も忘れちゃいけませんよね~。タイミングとしては春と秋、秋は・・まさに今です!!
今年は9月20(月)~9月26日(日)までが秋のお彼岸にあたるそうです。
でもあらためて・・子どもに聞かれたらお彼岸ってどう説明しますか?
彼岸とは?
日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」(あるいは地方によっては「はしりくち」)と呼ぶ。
俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている
ほほお、春分の日、秋分の日の前後7日間、一年間で14日間のお彼岸、今は「秋彼岸」にあたるということですね。
ひとまず息子がタブレットに質問する前に答えられてよかったです。(ホッ)
いつもは祝日だから知っているこの日、今年は息子がお彼岸にとある約束を果たすと宣言したこともあり、興味を持って調べていたのです。
それは今年の夏に遡ります。
突然の『般若心経』暗唱宣言!?
私の父親はすでに他界しており、残念ながら父親が息子と対面することはありませんでした。
父親の独特のユーモアや絵がとても上手だったり、趣味多彩なところなど、父のDNAを息子に強く感じている私。二人が出会っていたらおもしろいことが起きそう!叶わない今でもそんな風に思うことがあります。
そんな父の命日は7月の終わり。今年は小規模ながらきちんと法要しようということになりました。ご縁のある方々に時間差で参列していただくことにして私がその応対をすることに。息子はかなり小さい時に参列して以来のことす。
そこで耳にしたのがきっかけで思いがけず魅せられてしまったのが・・・『般若心経』でした!
いつもは家族だけでお墓参りするのが定番の我が家、『般若心経』は私が主旋律担当です。
そう、私『般若心経』を暗唱できるんです!
今思えば息子より少し小さい小学校低学年の頃、亡くなった祖父の法要で大忙しの大人たちに放置された子ども達・・
お寺の本堂にあるのは大きな木魚とお経の本だけが遊び道具(遊び道具とは失礼ですが・・)だったので、ひたすらに、ただひたすらに般若心経を唱えていたら・・覚えました!
子どもの頃に定着させた記憶なのですが、不思議と忘れません。ただ、それ以上掘り下げても深めてもいないので、残念ながら般若心経の暗唱どまりです(汗)
もっときちんと学んでいたら、いろいろな経典を読み解くことだってできたかもしれないのに・・
と、いまさら悔やんでもしょうがないので、息子が夢中になった今!この時のために覚えたんだ!と思うことにしました。
そう!息子が言ったんです!
「僕は今日おじいちゃまにちゃんと般若心経を届けられなかったけど、今度おじいちゃまに会う時は般若心経を唱えらえるように勉強する!」と!!
さっそく覚えてみよう!でも・・『般若心経』って何!?
すっかりやる気になった息子、せっかくならちゃんと伝えたいと思いました。でも・・何からどう伝えたらいいんだろう?
読み聞かせ用に絵本もあったのですが、絵本では全文はなく、お釈迦様の思いを伝える内容でした。こうなったら私もあらためて勉強するつもりで本を探そう!
そう思うとワクワクしてきました(笑)
調べれば調べるほど出てくる出てくる、たくさんの書籍、経典、論文などなど・・あまり欲張らずに親子で楽しめるわかりやすい本がいい!と探して見つけたのはコチラでした!
「齋藤孝こころの教室 こども般若心経」(著 齋藤孝/リベラル社)
我が家ではすっかりお馴染み!いつも抜群の安心感と安定感を提供してくれる齋藤孝さんの書かれた本でした。
はじめに
般若心経は、とても人気のあるお経です。お経とは、仏教を始めたお釈迦様(ブッダ)の教えをまとめたものです。今から二千年ほど前に、三蔵法師という中国のお坊さんがインドから般若心経を持ち帰り、言葉を漢字に訳しました。それが日本にも伝わり、今でもさまざまな仏教の週はで唱えられているのです。
(中略)
今を生き抜くために大切なことが、「般若心経」にある
1) 学校・友だち・将来のこと、「お経」を唱えるだけで心配ごとが軽くなる
2)「悟り」の練習で勉強やスポーツに打ち込める
3)「仏教」を理解して強くしなやかな心になる
今回の本も伝えたい根っこの部分は「今を生き抜くための力になるメッセージ」でした!
やはり、これからの時代を担う子どもたちに託したい思いは「何があるかわからないけど強く生き抜いていって欲しい」ということなんでしょうね。
『般若心経』から得られるメッセージ、しっかり受け止めたいと思います!
キミを強くするとっておきの呪文
『般若心経』の一番大事な部分として紹介されたこの部分、お経でいうと一番最後にあたるところです。
ポイントはこの呪文の後にイラストのように手を合わせて「悟り!」とつぶやくことみたいですよ。
息子と一緒にやってみたら、なんだか楽しそうに「悟り!」とほぼ叫んでました(笑)
言葉の意味はわからなくても、響きやリズムをしっかり感じているようです。
一言で言うと「空っぽ」
この言葉は『般若心経の』の全体を通して描かれている考え方「空(くう)」についての言葉だそう。
「世の中の本質は空(=空っぽ)なんだ」
この「空」をイメージできると『般若心経』の全体をつかんだといえるのかも!と書かれています。
たしかに、いろんな悩みや不安、心配事・・考えだしたらキリがないほど出てきますが、それが全部「本当は空っぽで何もないんだ」と思うと少し気が楽になりませんか?
だって私の勝手な思い込みなんだし・・はっ、なんて単純な私(笑)
でも、この「無心」になる状態が理想の状態「悟り!」だそうです!なるほどー!私にもできるかも!
隣にいる息子をみると本を開いてじっと眺めています・・もしや「空」の状態!?
心が落ち着く呼吸法
なーんだ!じっと眺めていたのはこの画像でした(笑)
おへその下にある臍下丹田(せいかたんでん)という場所を意識してゆっくり呼吸を繰り返すと、落ち着いて『般若心経』を唱えられるようです。
息子がジッと見てたのはイラストで上手にあぐらを組んでいるところ・・真似したかったようです・・邪念が~っ!!
ポイントを押さえつつ、『般若心経』全文の掲載はもちろん、概要はもちろん、ポイントごとの解説も記載されていて、優しく、でも心強く導いてくれる一冊です!
これから何度も読み返しながら、ただ暗唱するだけじゃなくきちんと理解できるよう、親子で「悟り!」を学び続けたいと思います!
最後に
そうそう!息子の暗唱がどうなったかをお知らせしますね。
うーん!!80点かなあ・・ほぼ覚えたんですが、唱えるごとに違うお経になってるので・・(汗)
でも、最後の一文は完璧なんですけどね(笑)
みなさんも秋の夜長にいかがでしょうか。
「悟り~!」
はちみつ
はちみつ好きな小学4年男児のハハです。