【前編】10分ってどれだけ!?時間の感覚をどう教える?小4息子が身に付けた自分時間の作り方と使い方

10分ってどれだけ!?時間の感覚をどう教える?小4息子が身に付けた自分時間の作り方と使い方

日が落ちる時間とともに季節が変わっていくように、空の明るさで小学生の遊ぶ時間は変わります(笑)
「暗くなる前に帰っておいで」
公園に遊びに行く息子にそう声をかけてしまうことが多々あります。
先日も、そう言って送り出そうとしたら、息子が「今日は日の入りが17時30分くらいだから、それに合わせて帰ってくるね!」と言いました。
あれ?日の入り時間を教えたこともないし、私が「暗くなったら」と曖昧に伝えているにも関わらず、時間を伝えてくれたことにも驚きました。
これは昔からコツコツやってきた癖づけの効果なのかも!?とうれしくなったこと、聞いてください。




時間って何?大切さをどう教えたらいい?

保育園の頃からタブレットを見たり、空間認識ゲームをしたりとデジタルツールに慣れ親しんできた息子、この状況を手放しでは喜べないけれど、将来的にデジタルを活用しない未来は考えられないから頭ごなしにNOとは言いたくない。
のめり込まずに、程よく上手に取り入れて楽しみながら使って欲しい。という思いから、目安として時間の制限を設けることにしました。現在小4の息子が年中さんの頃、今思えばそれが息子が「時間」を自分で意識したはじまりだったのかもしれません。

・タブレットを使う前に時間を設定するのにタブレットのタイマーをセットする。
・ブルーライトカットの眼鏡をかける

2つのルールは、時間を守ることが自分で決めた事や約束も守ることになると知って欲しい、そして眼鏡をかけることは切替えスイッチの役割にもなると考えてのことでした。
タブレットを使いたいばっかりの息子は、「わかったよ。タイマーやる~」とはりきっていたのですが、最初に設定した10分という時間が長いのか短いのか、感覚がまったくわかっておらず、突然タイマーが鳴りストップされることに抵抗があったようです。
「まだ終わってないのにどうしてストップなの!?」と不満でいっぱいでした(汗)
慣れたら変わるかも、と何日か同じことを繰り返してみましたが、タブレットを使いたくてはじめているのに不満が募っていて、まったく意味がない・・このやり方ではダメだと思い、どうしようかと考えました。

あらためて考えると、息子の不満の原因は私が勝手にルールを決めた事でした。
10分という時間を勝手に決められ、やりたいと思ったことも勝手にストップされる不完全燃焼な感じ・・今思えば私が息子でも不満だと思います(笑)
さらに追い打ちをかけるようにママ友から聞いた「さんすうセットはない」という言葉にも衝撃を受けました!
その昔、私が小学生の頃は低学年で「さんすうセット」なる算数に使うもの一式を一人1セット購入するのが決まりでした。カード、おはじきのようなマグネットに時計(手動です)など・・私はこの時計で「時間」について理解したという自負があるのです(笑)この時計があれば時間なんて簡単に覚えられるだろうと期待も含め思っていたのに・・甘かった~!!(実際息子は「さんすうセット」を個人で購入することはなく、学校の備品を使いましたがその中に時計はありませんでした)

こうなったら、自分たちでできることを見直すしかない!と思い、考え直しました。
もともとは、息子のやりたい!を全否定するのではなく、上手に取り入れて欲しい!が私の望みです。
こうしたい!の主張がはっきりしていて頑固な息子・・これは息子が自分で決めた事にしなくては!
ということで話し合ってルールの追加と変更をすることにしました。

・タブレットの使用を1回15分に設定
子ども番組の放送時間やCMが入る区切りの時間から15分単位にしました。ちょうど大好きなアニメ1話分の長さなので、終わりまで観られてご機嫌でした。
・ブルーライトカットの眼鏡をかける
・文字盤の時計でも確認する
タイマーはタブレットで設定するのですが、文字盤の時計で時間を確認することで何時から何時までがわかるようにしました。

この文字盤の時計で、「全体を見る」ということが息子には効果的でした!やっぱり「さんすうセット」で育った私の息子です(笑)
数字があるところまでが一区切り、一区切りは5分なので、
「息子の好きなアニメは3つ分だよ。3つまで観ていいよ。」という約束をして観るようにしたところ、
「おもしろかったー!時計も3つ進んだよ」と息子が笑顔で教えてくれるようになりました。

アニメも全部観られるし、数も数えられるし一石二鳥じゃない!?とテンションの上がる私。何より、限られた時間だけれど自分のしたいことをして満足している息子の笑顔がうれしかったのです。
もちろん、これは使える!と私も笑顔になりました(笑)

これでひとまず第一段階はクリアです!
せっかくの習慣をなんとか定着させたい!!と思って取り組んだこと、次回お話しさせてください。
後編につづきます

はちみつ
はちみつ好きな小学4年男児のハハです。

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