【5】女の子を出産。性別に縛られ苦しんだ過去は繰り返さない。男の子に生まれなかった私|ママ広場マンガ

前回のお話

大学生になり、ついに地元を離れた奈々さんは、親の目がなくなったことで、ようやく自分のしたい恰好をするようになりました。アクセサリーをつけたり、髪を伸ばして金髪にしたり、おしゃれをしたり、今までしたことが無かった事をたくさん楽しめるようになったのです。何も考えなくても、無理をして「何か」にならなくてもいい、自由な気持ちになれたのです。

男の子に生まれなかった私[5]出産して感じた。性別なんて関係ない!






そんな私にも彼氏ができ結婚し、子どもができました。
子どもは女の子でした。

子どもの性別がわかったとき母には伝えましたが、父の反応が怖くて直接は伝えませんでした。
仕事も地元を離れて就職したため、父の顔を見ることなく里帰りすることなく子供を出産しました。
何度か母が家を訪ねてくれましたが、父は一度も来ることはありませんでした。
結果的にそれは私の心を軽くしてくれていました。

娘が生まれた時、夫は少し涙を浮かべながら
「初めまして。パパだよ。かわいいねぇ。」と言ってくれました。

私も無事生まれてきてくれてよかった。
これから元気に育ってほしいと思うだけでした。

ただただ我が子がかわいい。その思いだけでした。

そして、私は、この子には、私とは違い性別を意識せず過ごしてほしいと思いました。

女の子だから可愛い服をきて、女の子だからかわいいものが好き。
男の子だから元気に、男の子だからかっこいいものがいい。
そういった決めつけはしないようにしたい。
私のような幼少期を送らせないようにしたい。
そう、心に決めていましたが、生まれた娘の姿をみてさらに強く思いました。

親の言葉は、子どもに深く深く残り、無意識のうちに縛り付けるものだと感じていたからです。

続きます。

ママ広場オリジナルマンガ「男の子に生まれなかった私」は毎日更新します。おたのしみに!

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本]ママ広場編集部 [作画]みつけまま

作画:みつけまま
2歳長男・0歳次男(R5.3月誕生)を子育て中のワーママです。

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