「話」と「話し」の使い分けできてる?文章校正を行う立場から伝えてみることにした。

こんにちは。8です。
仕事柄、文字の誤字・脱字チェックや文章校正をおこなうのですが、この仕事を始めてから毎回ぶつかる壁があります。

それが「話」「話し」の判断です。

ちなみにどういう風に使い分けるかと言いますと。

話 名詞。

「昔話」「土産話」「楽しい話」など。また、格助詞の前に付くとき。

「話を聞く」「話の途中で」など。

格助詞は「を・に・が・の・と・より・で・から・へ・や」の10コある。

話し動詞。

「話す」「話さない」「話したい」など。

複合語にも「し」が付く。「話し合い」「話し中」など。

なので、

「~とおはなしする」というときは「~とお話をする」

となり、

「~とおはなしする」というときは「~とお話しする」

となるわけです。




しかーし!

こうやって理路整然と書くと「分かった」気になるのですが、

いざ文章になると「え、どっちだっけ、あれ…??」となりやすい言葉なのです。
まあ、自分が引っ掛かりやすいだけなのかもしれませんが。

さらに言うなら、

「おはなしをしたい」という「お・はなし」バージョンのとき。

いわゆる「お」付きの言葉なのですが、これが曲者。

上のルールにのっとるのであれば

「お話をする」が合っているですが、

なんとなく、

「お話しをする」が合っているように見えてくるのですよね。

なので、前後の文章を見て判断しながら、

「これは「し」を付けちゃおう」というときもままあったりなかったり。

言葉はナマモノであり、時代とともに移りゆくものもあります。
何年後かには上で書いたルールも通じなくなってる時代もくるかもしれません。

しかしながら、

今、まさに、必要なので!

そんな屁理屈を言っていないでせっせと勉強に励めということですね、はい。

ちなみに、送り仮名については文部科学省が発行している「送り仮名の付け方」というのがひとつの参考になります。

送り仮名の付け方:文部科学省

そのまま読むと「???」となるので、

解説サイトなどで例文を見ながら読むほうがすんなり入ると思います。

いやあ、日本語って難しい。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事