【57】現実逃避から現実へ。付け替えたネクタイもきっちり元通り・・。外面が外面が良い夫の本性は不倫男だった|岡田ももえと申します

前回の話
既婚者の良し男さんを狙うふり子さんは、家族よりも自分を選ばせるために時間をかけて良し男さんを落とす計画。そこで、不倫ではなく恋だと思わせるための作戦に出ます。「またお互いに相談し合いませんか?外面さんしか頼れなくて・・・」と良し男さんに持ちかけるふり子さん。良し男さんはふり子さんに惹かれている自分を認識し「俺は不倫をするつもりはない」と思いつつも、ふり子さんの提案に「いいよ」とまた二人で会う約束をしてしまいます・・・。

【57】外面がいい夫の本性について~外面の良い夫が不倫してました~


「時間遅いけど・・・本当に送らなくて大丈夫?」
帰り際、駅でふり子さんを心配する良し男さん。

「大丈夫ですっ」
ふり子さんは明るく答えます。

「それに私を送ってたら家に着くの遅くなっちゃいます。奥様も心配しますよ」
すみれさんへの気配りを見せるふり子さん。

ふふっと微笑みながら
「早く帰ってあげてください」
と手を振ります。

そんなふり子さんの姿に
(良い子だなぁ)
とまんまと騙される良し男さん。

「分かった。念のため家着いたら連絡してな」
と伝えます。


しばらくして、電車でスマホを見る良し男さん。

『今電車乗りました』
『俺も今乗ったよ!』
『同じタイミングですね(ハート)』

そんなメッセージのやり取りを嬉しそうに眺めます。

「お出口は~左側となります」

自宅の最寄り駅に到着し電車を降りた良し男さんは、ハッと何かに気付きます。
(あ・・・忘れるとこだった)

家族の待つ家に到着した良し男さん。
「すみれーほの香ー、ただいま」

そう言って笑顔で帰った良し男さん・・・
しっかりとネクタイを朝と同じものに付け替えていました。

続きます。

岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
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良し男さん・・・どんなに浮かれていてもそういうところは忘れずきっちりやるんですね。すみれさんに内緒で鞄に入れて持って行ったお気に入りのネクタイ・・・朝、駅のトイレで付け替えてましたもんねぇ。
[ママ広場編集部]

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