もうすぐクリスマスですね!
多くのママさん、パパさん達はそろそろサンタさんからのクリスマスプレゼントの準備をし始めているのではないでしょうか。
我が家の子ども達は小学校4年生の娘と保育園年長の息子。
2人ともサンタクロースの存在を疑っています・・・。
娘がサンタクロースの存在を疑い始めたのは、2年生あたりから。
そして今年は、ついに息子まで・・・
「サンタさんはパパとママなんでしょ?本当のこと言って!!」と言いだしました(T T)
まだ5歳なのに…
4年生の娘にはそろそろ真実を伝えてもいいかなと主人とも話していましたが、まだ年長の息子にはもう少しサンタさんを信じさせてあげたい・・・
そして、娘にもできるだけ夢のある形で伝えたい・・・。
なんて言えばいい…?
どんな説明をしたらガッカリしない…?
困ったときは本に頼る私。
さっそく『サンタ 信じない 子供 本』で検索。
見つけたのがこの本でした。
サンタクロースを見た人がいなくても、それがサンタクロースはいないという証明にはならない
娘がサンタクロースを疑いだしたきっかけは…
2年前(娘は小2)のクリスマスから少し経ったある日。
クリスマスにサンタさんへ宛てた手紙を書いていた娘は、主人の部屋でその手紙を見つけてしまいました。(ちゃんと仕舞っておいてよ~)
当然、娘は「なんでサンタさんにあげた手紙をパパが持ってるの!?」となり。(そりゃそうだ…)
主人は焦りながら「サンタさんが持っていくの忘れてたから、パパが預かっておいた」と答えたそう。
周りのお友だちから「サンタさんはパパとママなんだよ」「サンタさんなんていないよ」ということを聞いたりし始めて、少しずつ疑いだしている時期でした。
この手紙の件があって以来、一気にサンタさんへの疑いが強くなった娘。
翌年(娘は小3)のクリスマスは・・・
「今年はサンタさんに何もらう~?」という私の問いに、「だって、パパとママなんでしょ?」という娘。
あれ以来、何度もされたこの質問。
私と主人は、
「え~?違うよ!?パパとママからも毎年プレゼントあげてるじゃん。サンタさんからの分までママ達プレゼント買えないよ~」
とか
「え!サンタさんいないと思ってるの!?サンタさんを信じてない子のところにはサンタさんは来ないらしいよ~」
などとはぐらかしてきました。
「私、欲しいものないから何もお願いしない」
「サンタさんの写真をもらおうかな」
「ママが欲しいものをお願いしようかな。それで私にプレゼントが来たらおかしいよね?」
娘はこんな感じで『こう言ったらサンタさん(ママたち)はどうするかな?』とサンタ(私と主人)を試すようなことばかり言い、結局欲しいものを言わないままクリスマス当日を迎えました。
欲しいものを聞けなかったため、プレゼントは仕方なく娘の欲しそうなものを私が選びました。
クリスマスの朝。
プレゼントを見つけた娘から出た言葉は
「わ~!かわいい!!ありがとう、マ・・・サンタさん!!」でした。
…うん。明らかに『ママ』って言いそうになってたね。
ママをガッカリさせないためにサンタさんを信じてるフリをしてくれた??
こんな感じで、ここ2年はサンタクロースの存在について曖昧な感じでクリスマスを終えていた我が家。
今年は、どんなクリスマスになるのか・・・
2人に本の読み聞かせをしてみた
ネットで注文したあの本。
届いてからも私は数日迷っていました。
娘はきっとこの本を渡しても素直に読んでくれないだろうな…。
どんな風にこの本を読んだら信じてくれるかな…。
まずは私が読んでみました。
この本に書かれているのは、今から約120年前にアメリカの新聞で掲載された社説。
お友だちから「サンタクロースなんていない」と聞いた8歳の女の子が、新聞社に「サンタクロースって本当にいるの?」と手紙を出し、新聞社がそれに対する回答を社説に掲載したものです。
・世の中に愛や思いやりがあるのと同じように、サンタクロースもいる。
・サンタクロースを見た人はいないけれど、それがサンタクロースはいないという証明にはならない。
・サンタクロースはちゃんといる。
こんなことが書かれています。
素敵な考え方ですよね。目に見えるものだけが信じられるものではない、ということ。
その夜、ベッドで子ども達に読み聞かせをしました。
読み始める前に、こんな風に言ってみました。
「この本には、サンタさんが本当にいるかどうかの答えが書いてあるんだよ~」
「え!ホント!?早く読んで!」とウキウキの息子。
「・・・。それって本当にあった話?ウソの話?」と本の内容がフィクションなのかノンフィクションなのかを聞いてきた娘。
まぁ、内容的には女の子と新聞社の実際にあったやりとりだから、作り話ではない。
自信を持って「本当の話だよ」と答えました。
本を読み進め、『サンタクロースもたしかにいるのです』という文章を読んだ瞬間、
息子は目をキラキラさせ「わぁ…本当にいるんだ…」と静かに言っていました。
読み終わってから、子ども達に「よかったね。サンタさんはちゃんといるんだって!」と言うと・・・
「うん!いるんだね!」と素直に受け入れる息子。
「絶対ウソ!!」と口では言いながらも、何かを感じ取ってくれたような様子の娘。
翌日、娘は1人でその本を読んでいました。
そして、クリスマスプレゼントの会話をしても今までのように私と主人を試すようなことをあまり言わなくなりました。
とは言うものの・・・
『サンタクロースは本当にいる』と思ってくれたであろう子ども達。
でも・・・。
この先ずっと『クリスマスにはトナカイのソリに乗ったサンタさんが夜中におうちに来てプレゼントを届けてくれる』と信じ続けるのは現実的ではない気がします。
主人とも相談し、子ども達がもう少し大きくなったらこう伝えようと思っています。
「サンタさんがいるのは間違いない。でも、世界中にどんどん子どもが増えていってサンタさんは全員のところに行くのが難しくなってしまう。だから、大きくなった子へプレゼントを届ける役目はサンタさんからパパとママに交代するんだよ。○○ちゃんが大きくなったから、パパとママもサンタさんに頼まれたんだよ」と。
この伝え方が正解かどうかはわかりませんが、「サンタさんなんていない」と思うのではなく、サンタさんは本当にいるけどプレゼントをくれるのはパパとママ。そんな風に思ってほしいな^^
ちなみに。
私が買った本は子どもでも読めますが文字がメインのもので、言葉もちょっと難しめ。
5歳の息子には理解できない言葉も多かったので、わかりやすく言い換えて読み聞かせをしました。
同じお話が絵本になっているものもあったので、小さいお子さんにはこちらのほうがいいかもしれませんね。