前回の話
産後お手伝いに来てくれていたお母さんが帰ってからは平日はワンオペ生活となったしおさん。娘ちゃんのお世話で特に神経を使ったのは沐浴でした。沐浴をさせる台所、着替えをさせるリビングに必要な物を抜かりなく準備し、いざ沐浴を始めたのですが・・・背中を洗うため娘ちゃんをひっくり返そうとして固まってしまいます。力を入れると折れてしまうかも・・・と怖くてできないのでした。
出産よりも産後が辛い。［１２］～新生児編～
何日か一人で沐浴をやっても娘ちゃんをひっくり返して洗うことはできなかったしおさん。
思い描いていた理想の新米ママは微笑みを浮かべながら余裕たっぷりで沐浴をこなしていたのですが・・・
現実は余裕など全くなく、ぐちゃぐちゃに散らかった部屋で疲れ切った自分。
娘ちゃんは授乳後ぐっすり眠っています。
自分も今のうちにちょっとだけ寝ようとお布団を準備するしおさん。
ちょっとだけのつもりが・・・不覚にも爆睡。
「ただいまー」
仕事を終え帰宅したご主人の声でハッと目を覚まします。
「お尻の具合は大丈夫？むちゅめは寝てるんだね」
「そろそろ授乳しないとだからあとちょっとで起こさなきゃ・・・」
会話もそこそこに娘ちゃんのお世話のことを考えるしおさん。
「起きる時間もバラバラだし、今日も初めて夜に夫に会ったな」
しおさんは赤ちゃんのお世話で精一杯。生活リズムの異なるご主人と顔を合わせるタイミングが少なくなりすれ違いがちに・・・。
続きます。
しお
令和4年10月長女出産。
はじめての育児にゆるーく奮闘中です。
------------
産後、実際に赤ちゃんのお世話が始まると出産前に思い描いていたママ像がいかに高い理想だったかを思い知らされますよね・・・。理想と現実は全然違います（汗）
［ママ広場編集部］
