小学校入学前の子におすすめ!『体のこと』が楽しく”遊びながら”学べる本。

我が家には小学校入学を間近に控えた5歳の息子がいます。
先日、本屋さんで表紙の『入学前からパズル・さがしえ・めいろ・クイズでじぶんのからだをしろう!』というフレーズに惹かれてこんな本を買いました。

食べたものが体の中でどうなるのかや、病気のときに薬を飲むのはどうしてか、怪我をしたときに出る血にはどんな働きがあるのか…などなど日常生活で経験することの『意味』を楽しく学べる本だそう。
対象年齢は5~7歳。

本の紹介ページにはこんな言葉が。

*監修 榊原洋一(お茶の水女子大学名誉教授)
「子どもはあそびながら学んでいきます。
あそびは楽しい活動ですので、周囲から言われなくても
子どもは進んであそびに没頭します。
また外側から設定された目的がありませんから、
子どもは自由にあそびの中で探索し、
新しい発見をしていきます。
最も効率の良い学びは、
プレイフル・ラーニング(あそびなからの学び)にあることが、
心理学研究によって明らかになっています。
未来を開くイノベーションの種は
あそびながらの学びの中にあるのです。」

プレイフル・ラーニング、あまり聞きなれない言葉ですが、確かに遊びの中から学ぶことってたくさんあると思うし、遊びながら楽しく学べるっていいなと思いました。




この本を買うとき息子も一緒にいたのですが、私がこの本を持っているのを見て
「何それ?だれの?」と聞いてきた息子。(たぶん、表紙の絵の感じから自分のだと思ったのだと思います)
ここで私は間違った回答をしてしまいました。
「これ?息子くんの『おべんきょう』の本だよ。おもしろそうだから買ってみようと思って^^」
『おべんきょう』という言葉を聞いた途端、私の手から本を取り上げ
「ぼく、コレいらない!!おべんきょうしない!」と本を元の場所へ戻しに行こうとした息子。

完全に失敗です。
勉強という意識を持たず『遊びながら学ぶ』というところに惹かれたのに、息子には『おべんきょう』と伝えてしまった自分。
すっごく反省・・・。
慌てて息子に
「でも、これはママが見てみたいから買いたいの!」と本を取り返して無事購入。

購入して数日はやはり本に興味を持たなかった息子。




でも。。。
ある日の夜、
「この本、息子くんの好きなパズルとかめいろとかクイズの本なんだよ?やってみる?」と聞くと
「え?やりたい!やるやる!!」とノリノリに。
「めいろはどこ?」「クイズもやりたい!」と自分からすすんで本を開きました。
息子の場合は、前から順番にページを進めるのではなく、興味のある「遊び」を基準にページを進めました。

たとえば、迷路のページ。

熱中症を予防するための行動として正しいものを選んで進むとゴールできます。

他には、
・いろいろな臓器や血液の働き
・食べ物の栄養について
・うんちについて
・体の汚れをどうきれいにするか
・ケガなどの応急処置
などなど、からだに関する様々なことをクイズ、迷路、探し絵、パズルで楽しく知識を得ることができます。

ちょっと変わったところでは、
・授業中などに眠くなったら、手を揉むとしゃきっとする
・朝起きられないときは、布団の中でバンザイのポーズをすると目が覚めてくるよ
などの雑学的なものや
・イスに座っている人のおでこに人差し指をあてるとどうなる?(⇒立てなくなる)
・目を閉じた人の足の指を棒でつつくとどうなる?(⇒どの指がつつかれているか分からなくなる)
など試してみたくなる人体の不思議についてなど。

息子が気に入って何度も見ているページ。


食べたものが体の中でどうやってうんちになるのかが分かりやすく説明されています。
矢印を指でなぞりながら、クイズに答えて進みます。
●お腹が空いたときに音が鳴るのはなぜ?
●うんちが体の外に出るまでにどれくらい時間がかかる?
私、どっちも知りませんでした^^; 親も勉強になります!

各ページの端には大人向けの説明があり、子どもに補足説明ができたり、話すときのポイントなどが書いてあって助かります。




息子は楽しく本を見てくれているけど、ちゃんと分かってるのかな?と思っていた頃、こんなことがありました。
小4娘が夕食のときに
「今日体育で転んじゃって、口に砂が入ってちょっと砂を食べちゃったんだよね~^^;」
と話すと、ふいに息子が
「口に入ったものはお腹で溶けて、いらないものがウンチになって出てくるから大丈夫だよ」
と言ったのです。
おぉ~、ちゃんと身に付いてるー!!と嬉しくなりました^^

最後のほうのページは・・・
言葉が話せない、目が見えない、歩けないなど体の不自由な人がいて、それを助けるための工夫(筆談、盲導犬、点字ブロック、スロープなど)があることや、
地球にはたくさんの人がいるけれど、いろいろな肌、髪、目の色の人がいて、同じ人は一人もいない、という多様性についてがクイズやさがし絵で書かれています。
改まって教えようと思うと説明が難しそうなことですが、遊びながら自然と知識を得られるので良いなと思いました。

この『あそんで、天才!』シリーズには他に『あそんで、天才! さんすうの天才 ウキウキ小学1年生』が出ています。
こっちも気になります!

そして。
この本のおかげで人間のからだに興味が出てきた息子。
次はからだについての図鑑の購入を検討しています。
小学館の図鑑NEOか、講談社の動く図鑑MOVEか、学研の図鑑LIVEか・・・どれにしようかな。

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