迷彩柄も精度がUP!?周りに溶け込む柄は子ども服には向かない理由がありました。

こんにちは8です。
今回は、先日起きた、ちょっと不穏な事件をお話しします。

ことの起こりは家族の一言。
「髪留めどこかで見なかった?」
「髪留め?」
彼女は前髪が長いため、邪魔にならないように髪留めを利用しています。
探していたのはコレ。

眼鏡なんかを日常的に使う方は経験あると思いますが、意識せずに置くとどこに置いたかわからなくなってしまうんですよね。
今回もそのパターンかな、と思いつつ見かけたら教えるね、で一旦会話終了。

後日、髪留めが見つかったとの報告を受けました。良かったと思ったのもつかの間、家族の表情がいまいち冴えない表情をしており・・・。
「ねえ、どこで見つかったと思う?」
と神妙な顔で問いかけてきました。

普段の経験からすると、うまく(?)隙間に落ちてしまったか、もしくは洗面台か、くらいのつもりでいたのですが、彼女が指したのはまさかの↓。

どこからどう見ても、木製のボックス棚です。
写真のようにちょこん、と置かれていたのを見つけたとのことでした。
これにはびっくり。
何せこのボックスは、家にいれば確実に一回以上は目にする場所に置かれていたからです。
髪留めをなくしたと聞いた日も、視界には入れていたはずで、それなのに全く気付かないなんて・・・。




混乱している私の横で、家族が苦笑いしながら言いました。
「やっぱり迷彩柄ってすごいよね」
迷彩?コレが?
しかし改めてみると、キラキラしてはいますが、色の配置や混じり具合が迷彩といえなくもなく・・・。
「迷彩柄ってそんなに見逃すもの?」
ぼんやりとつぶやけば、当然でしょう、という返事が。
「何せ自衛隊の戦闘服だからね」

少し前にツイッターで見かけた投稿で、迷彩柄を着た子どもが見つけにくくて危ない、というものを読みました。


一緒に載せられていた写真には、写っているはずの子どもと茂みの区別がつきにくいもの。
こんな状態で道路に飛び出しでもしたら・・・と考えるだけで肝が冷えます。

でも、こんな髪留めでも?
そもそもなぜ迷彩柄はこういう柄が多いのか?

疑問に思ったらまず調べる、ということで迷彩柄について調べてみました。




すると以下のような記載が。

平成期になり、新型の迷彩パターンが研究されるようになり、1992年には迷彩2型(通称、新型迷彩)の戦闘服(後に作業服も迷彩化した)の支給が開始された。新型迷彩は、日本の様々な山野の風景をコンピュータ処理し、日本の気候風土に合った迷彩パターンをドット化してデザインしたもので旧迷彩よりも大幅に性能が向上していた。

あーこれはダメですね。おしゃれ目的で着せると危ないやつですね。
でもおしゃれ目的だから、軍に採用されるものとはまた違うのでは?と思いもう少し調べてみたのですが。
本物がどうとかではなく、「迷彩」というものがカモフラージュ目的で作られているのだなあ、という認識がマシマシになる結果となりました。
そもそもが、身を隠すため、環境に溶け込むようにと計算された配色であり柄ですもんね。

あくまで仮説ですが、迷彩柄の「柄」部分ついてもちょっと考えてみました。
人間の生活区域や行動範囲は、土地ごとにマチマチだとは思いますが、それでも全く違うということはない、という前提で、よく目にする色について定義してみます。

すると、視界がとらえる定番の色も、ある程度想像が付きました。
例えば植物の緑や枝、地面の茶色、コンクリートやアスファルトのグレー、白、黒、空や水の青・・・こんなところでしょうか?これらが混在して、風景が成り立っています。

じゃあ赤やオレンジ、紫などの色は?と考えてもみたのですが・・・。
よほどビビッドだったり特殊な加工でもされていなければ、こちらもなんとなく交じり合って、結局「普段よく見るイメージ(色)」に集約されていくのでは・・・?
で、この「交じり合う」というのが迷彩柄のキモなのかなあと。
(もやもやと想像しただけですが・・・)

そういえば迷彩柄の洋服やアイテムを見たとき、迷彩だ!カッコいい!とは思うのですが、派手だ!とはあまり感じないということを思い出しました。
街中で見かけた赤+黒の迷彩も最初の印象だけで、あとは結構視界から流れてしまった気がします・・・。

そんな感じでちょっと(?)認識を改めた迷彩柄。
例えばお子さんや家族、またはご自身のファッションアイテムとして迷彩柄が候補に挙がったとき、上記のことをちらりとでも思い出していただければ幸いです。


広報系の仕事に携わる社会人です。食べることが好きですが、作る方はイマイチ。

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