私はもともとマンガが大好きで、今でも購入しているものも多数……。
子供ももちろんマンガは大好きなので、教育的効果を狙って購入しているものもあります。
今回は、伝記マンガについてご紹介したいと思います。
伝記マンガの購入は、「クリスマスプレゼントに欲しい!」と、長女の希望でした。
なので、絵柄や人選も含め、彼女に任せた結果、「ポプラ社 コミック版世界の伝記 全20巻」に決定。
20冊あるので、本の虫な彼女もじっくり楽しめそう。
(結構背の高い本なので、マンガ用のうちの本棚には寝かさないと入りませんでした)
エジソンやキュリー夫人は、私たちの世代にもお馴染みの偉人ですが、ココ・シャネルがいたりして、新鮮!
私が最もテンション上がったのは、ベートーベン。
子どもの頃大好きだった小説、
深沢美潮さんの
フォーチュン・クエストシリーズのイラストを担当されていた、
迎夏生さんが描いていたから!!
ベートーベン (コミック版世界の伝記)
(ベートーベンが心なしかクレイに少し似てる……!)
素敵な絵柄は昔のままで、とってもうれしかったです。
とりあえず、娘より先に読みました~(笑)
昔の伝記というと、
「こんな素晴らしい人だった」
「こんな偉業を成し遂げた」
「人柄も立派」
「努力のかたまり」みたいに、すごい人だっていうのは分かるんだけど、
人間味に欠けるような、偉大過ぎる感じがしませんでしたか?
「世の中にはこんなすごい人がいるんだ、へー」
という感じで、自分とは違いすぎて、参考や憧れにならないというか……。
でも、この本を見ていると、
それぞれ意外にダメなところや悩みもあったりして、
偉人を少し身近に感じられるのが面白いなと思いました。
中でも、ひとこと言いたくなったのが野口英世。
私のイメージは
「貧しい農村の出身で、手が火傷で不自由ながらも必死で勉強し、成功をおさめた偉大な人」
でした。
でも、このマンガでは、めっちゃお金にルーズ!
留学に必要なお金(かなりの大金ですよ)を貸してもらったにもかかわらず、
渡航前にオネーサンたちとの飲み代に使っちゃってパー……みたいな出来事がたくさん!!
アレ、この方って1000円札に肖像画が使われてませんでしたっけ?
いいの?!
お札になるほど立派な人が、借金を飲み尽くすタイプだったって、全国の子供たちにバラシちゃって、いいの???
もう1つ驚いたのが宮沢賢治。
「雨ニモマケズ」
のイメージ通り、清貧という言葉の似合う、農家の出身をイメージしていました。
しかし、実家は岩手の花巻で質屋さんをしている随一のお金持ち!!
え、そうなの?!って感じ、しませんか??
大人にはあっという間に読めてしまいますし、
歴史に名を残すような人にでも、
悩んだり・迷ったり・失恋したり、人生いろいろあるよな~、と思うと、
疲れたときに、ちょっと前向きになれるかも!
偉人と呼ばれる人は、私生活では案外不器用だったという方が多い気がします……。
このシリーズは、
他にもゴッホや、ウォルト・ディズニーなど新しい巻もどんどん発売されているので、追加して行ってもいいかなぁと思っています。
ゴッホは、
今「ゴッホ 最後の手紙」という映画が公開されていて、
見たいな~と思っているので、子供にとっては前哨戦としてもピッタリかも。
それと、クレオパトラ、エカチェリーナ2世、クララ・シューマン、プリセツカヤ・ルイ・ブライユの伝記は、ベートーベン同様に迎夏生さんが担当されていたので、買ってみようかな!
偉人伝で言うと歴史上の登場人物を紹介するイメージですが、
最近の人というか、20世紀の偉大な人もたくさん紹介されていて、おもしろいです。
ちなみに、ルイ・ブライユさんについては初耳だったのですが、
調べてみたら3歳で失明し、点字を発明された方だそうです。
し、知らなかった……。
大人になっても新しい発見がたくさんあるって、楽しいな~と思う、今日この頃です。
明日3月28日(土)までですが、ポプラ社の「コミック版日本の歴史」などの人気タイトル42作が電子書籍で無料提供されています。
興味のある方はぜひ!
【※この記事は過去の記事をリライトして再アップしています。】