小児科医が母になって考えた「離乳食で鉄を摂取する方法」

我が家では、鉄摂取のために、中華鍋や鉄のフライパンを使っています。
鉄の調理器具からどれくらいの鉄を摂取できているか、調べてみたら、まさにそれについての論文がありました!!

たまねぎ100gを50mlの水で5分煮だしたら、
鉄量は0.08mgだけれども、食塩1%、食酢10%添加で2.26mgの溶出になるそうです。

離乳食では食塩は加えられませんが、トマトを煮だし、ほんの少しのお酢を加えて・・・くらいはできるかなと。

NHKのサイトでは、鉄鍋を使うと味噌汁1杯で3mgの鉄を摂取できる、と紹介されてありました。

なので、早速、お味噌汁作りも鉄鍋で行うようにしました。

 

さらに、鉄以外の調理器具を使って鉄を吸収したい私は、鉄玉子を購入し、圧力鍋を使ってのお粥作りや、やかんでお茶を作るときに鉄玉子を入れて調理することにしました。

鉄玉子を使って、鉄分を意識した食材を使っていけば、必要な鉄分をしっかり摂ることができそうだとわかり、ほっと一安心。

離乳食後の事や、上の子の事、家族全員の今後の食について考えると、鉄の調理器具は外せないなと思いました。

離乳食はその時点での栄養補給だけではなく、味覚や噛む力を育て、その後の食生活の土台を作るという意味もあります。

食育、食文化を伝える、という面もあります。

次女を見ていて感じるのですが、手作りの離乳食で家族と同じものを食べるということは、いつも嗅いでいる匂い、目の前のお姉ちゃんが食べているものと同じ色だな、といった赤ちゃんが安心して初めての食べ物に向かえるという、メリットもあるのではないかと思います。

離乳食だからと、赤ちゃんの分だけ作ろうとすると、大変に決まっていますが、日本の食文化に合わせて離乳食と家族の食事を一緒に作ると、健康的で、赤ちゃんも安心できて、親は楽ちん。

だから、手作りと市販のものとをうまく組み合わせて作るのがいいのではないかと私は思います。

離乳食を作ることで、家族の食生活を見直すこともできます。

実際私も、今回改めて長女の食事を見直すことができ、彼女の偏食に対応できた部分が沢山あります。

海外では離乳食は作らない、という風潮も多いし、日本でも完全に市販のベビーフードを利用する、という家庭も増えてきています。

それを否定するわけではありませんが、改めて、手作り離乳食の魅力を実感したので、ご紹介してみました。

また鉄も過剰摂取しては健康被害の1つとなります。1日の摂取量の基準を確認してください。

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