ポイントは発達段階と興味に合わせること!読み聞かせを嫌がる娘が絵本を大好きになったきっかけ

絵本が大好きな長女は、生後2か月で読み聞かせを始めた時から、お膝の上でじっと座って、話を聞いてくれる子でした。
この時期には珍しく、ちょっとしたストーリーのあるものでも耳を傾けてくれたので、私は自分も読んで楽しい絵本を中心に選ぶことができました。

3歳差で生まれた次女は、胎児期からいつも絵本の読み聞かせを聞く環境にあり、産科退院後から、姉の絵本の読み聞かせに付き合っていたので、当然絵本大好きになるだろう!!と思っていました。




が、そんな母の期待に反し、長女の反応とは違い、月齢を経るうちに、絵本の読み聞かせがなかなか続かない子だということに気付きました。
0歳児向けの絵本を選んだとしても、読み始めてすぐに別の物に興味が移ってしまいます。
嫌がっちゃって、毎日の読み聞かせなんて、とても無理な状態。
それでも、長女に対して絵本を毎日読んでいると、次女も生後8ヶ月頃から絵本に興味を示すようにはなりました。
きっかけとなった絵本がこれ。
こどもチャレンジの付録についていた仕掛け絵本、「きらきら なあに」です。

ページをめくるとキラキラしたおひさまや、りんご、風船が顔を出す絵本。
天気の良い日に窓際で読むと、光が反射して絵本がキラキラ輝いたんです。
これにはまった次女。毎日「きらきら なあに」をめくって遊ぶようになりました。

2~3ヶ月は「きらきら なあに」中心でしたが、少しずつ広がっていきました。
生後10ヶ月頃から、擬態語や擬音語を楽しむ絵本に興味を持つようになり、
赤ちゃん絵本の王道?「じゃあじゃあ びりびり」

「もこ もこもこ」

にシフトしました。
「じゃあじゃあびりびり」は、子どもが持ちやすいサイズというのもいいですよね。
最初はめくるばかりだった次女でしたが、単語が出てしばらくした頃から、「じゃあじゃあびりびり」に出てくる言葉「(ふみきり)かんかんかん」「(ひこうき)ぶーん」などを、本をめくりながら真似して発するようになりました。

「もこ もこもこ」は、もこもこでてきた後で、「ぱくっ」と食べられちゃって、霊みたいなのが「ふんわ ふんわ」出てきて「しーん」となるけど、また「もこ」と出てくる、という一連のストーリーを1歳の子でも理解でき、ドキドキハラハラしながら読めるなと、娘を見ていて思いました。
絵本のストーリーの面白さを知るきっかけの絵本になったんじゃないかなと思います。

その後、真似をすることが増えてきたタイミングで、「ぴょーん(はじめてのぼうけん(1))」が大ブレイク。

カエルやうさぎがぴょーんと飛んで、最後に自分もぴょーんと飛ぶ、というお決まりの流れが気に入ったようでしたし、ジャンプの練習をするようになりました。

1歳になったばかりの頃は、自宅でも保育園でも、絵本を棚から持ってくるけど、いざ読もうとするとぷいっとどこかへ行ってしまう・・・という感じでした。
この頃からひたすら本棚に向かっては、絵本をどんどん取り出すようになったのですが、散らかして終わり、ということばかりで、私たち夫婦は、毎朝毎晩、絵本を片づけることがルーティンに加わってしまいました。
ただよくよく見ていると、自分の読みたい本を探しているようにも見えたので、特に怒らず気長に散らかしに付き合っていると、ちょうど歩き始めた1歳2~3ヶ月頃から、絵本を持ってくるようになり、その絵本は最後まで読めるようになりました。(ただ、こちらが選ぶ絵本は相変わらず聞こうとしませんでしたが)
そして、段々と、一人で絵本を眺めていることも増えてきました。
(上下逆さまだったり、後ろからだったりしましたが・・・)




1歳6ヶ月、久しぶりに長女も大好きな「ぜったいにおしちゃダメ」を読み聞かせたところ、2人でキャッキャ騒ぎながら、大喜び。

「押してみたらどうなるんだろう?」という疑問って、子どもにとっては新鮮なわくわくするもの。
スイッチを押したり、本を振ったりするとお話が進むので、ストーリーを追えるようになったこの時期にピッタリのようでした。

そして、この本をきっかけにしてか、自分で選ぶ本以外を読むのもいいなと思ってくれたようで、長女に絵本を読む時、次女も一緒に聞こうとするようになってきました。
同じタイミングで、ようやく次女も仕掛け絵本の「仕掛けをめくる」ということに興味を持つようになり、ここから読みたがる本が急激に増え、同時に修繕しなきゃいけない本が増えました・・・
仕掛け絵本のお気に入りはこれです。
「めくってばぁ!(NEWぴよちゃんとあそぼ!)」

長女の時に購入していたこどもチャレンジの仕掛け絵本は、ほとんどビリビリになってしまいましたが、この本はめくる部分がフェルト生地なので、破られずに済みました。
お気に入り、というか、「生き残り」と言った方が正しいかもしれません・・・

そして、単語が30個くらいになった1歳7ヶ月。
途中でどこかへ行くことはなくなり、ストーリーのある絵本を最後まで聞けるようになり、気付けば絵本大好きっ子に!
こちらが出した絵本を最後まで聞けるようになりましたし、お姉ちゃんの真似をして持ってくる長いアナ雪の絵本も最後まで聞いてくれるようになりました。
お話を聞きながら、一緒に擬態語や擬音語を声に出すなどと、楽しみながら何度も何度も絵本を読んでとリクエストしています。

振り返ると、長女に買っていた分で元々絵本が沢山あったため、発達段階に合わせた絵本をチョイスしやすい環境だったということが、よかったかなと思います。
最初は仕掛け絵本。
言葉が出だす頃から、擬態語や擬音語中心の絵本。
言葉が増えだした頃から、ストーリーのある絵本に・・・といった流れです。
でも、次女の場合もめくるタイプの仕掛け絵本への興味が遅かったように、興味を持つ時期は人それぞれなので、その子のスイッチが入るタイミングをじっと待つのが大切だなと思います。




1歳8ヶ月の最近では、保育園のお友達の影響で乗り物に興味を持つようになったため、電車やバスの絵本を読みたがります。
その時の興味に合わせた絵本を、となると自宅にある分だけでは間に合わないので、休日は図書館に通っています。

その他、絵本を読みたがらない子への工夫として、
絵本を読むとき、保育園の先生みたいに「おはなし おはなし パチパチパチパチ」を歌っていたのも、注意を引くのに一役買ったように感じます。

 

我が家はテレビをつけない生活を送っています。
次女が絵本に興味を持つようになったのも、他に面白いお話を聞ける媒体がない、という環境もよかったのではないかなと思います。

最初は興味を持たなかっただけに、絵本好きになってくれた姿に感動する毎日です。

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