子どもを褒める時は「賢さ」と「努力」どちらを褒めるかで結果が大きく変わる

こんにちは8です。

ちょっと前に、興味深い実験報告のツイートを見つけましたのでご紹介します。

間違いから学習する能力の高い人は、そうでない人とは異なる脳の反応を示す。
そして、生徒の知性をほめた時と、努力をほめた時の影響の違いは驚くほど大きい。これらの実験から「学習」について考える。

「学習」に対する実験報告だったのですが、どんな内容かというと、人を褒めるときに「知性」を褒めるか「努力」を褒めるかでその後の問題への向き合い方が変わってしまう、という内容です。

記事の後半から実験内容について説明されています。

同じテストを受けてから知性を褒められた生徒と、努力を褒められた生徒に分けて、別のテストを受けさせていくのですが、最終的に知性を褒められた生徒は平均スコアが20%ダウン、努力を褒められた生徒は30%アップ、という結果になったそうです。

賢さを褒められることで、より良く見せることを選び、最終的にダウンしてしまった生徒と、努力を褒められることで失敗を恐れずトライすることを選び、最終的にアップした生徒の比較結果はとても興味深くて、最初サラッと読んでいたのですが、改めてじっくり読み返してしまいました。


確かに失敗した・間違っていた内容の方がしっかりと覚えているし、逆にスムーズに事が運んだものは、再度同じことをするときに手順を思い出せなくなって慌てて過去の記録を見て、ということもしばしばあります。

文章の最初の方に
“専門家とは「非常に狭い範囲で、生じうる間違いのすべてを経験した人」だと定義した。”
とあるのですが、まさにこれだなあ、と納得。

失敗したことは自主的に学ぼうとしますが、うまくいくことは何かきっかけでもない限り(もっと高度なことをしたいとか、効率よくしたいとか)更に学ぼう、とはあまり思いませんよね。

これは子どもの学習もそうだと思います。
どうしても引っかかってしまって解けない問題がやっと解けるようになったとき、いつの間にかその問題が得意になっていたり、逆に前解けたのに今回は解けなくなっていてあれ?と思ったり。

文章が硬めでちょっと読みにくいのですが、なかなかに考えさせられる内容でしたので、じっくり読んでみてはいかがでしょうか?

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