小4ムスメは、1年生のときからずーっと学童にお世話になっています。
夫婦共働きなので、学校が終わると、学校の敷地内にある小屋のような平家の建物に学童っ子たちが続々と集まって来ます。
全校生徒700名くらいの規模の小学校で、小学一年の時は、1学年約100人の中で25人くらいが学童にお世話になっているという規模感です。
さすがに4年生になると、15名くらいにまで減ってしまいますが、ムスメは一人で家にいるよりは、学童に行きたい派なので、最後まで通うつもり満々です。
(というか、一人で家にいるのが怖いそうです。)
学童に対しては、親のスタンスによっては賛否両論あるとは思いますが、ムスメが通う学童は、おそらく親の活躍が必要な学童だと思われます。
「共働きで忙しいから学童に入れてるのに、さらに学童の役で忙しくさせられたら、もっと子どもと関わる時間が減るじゃないか。」
こういう想いが強い人が多いと、きっと成り立たないのだろうなと思います。
実は、私もその一人でした。
ですが、今回初めて合宿をお手伝いに行って、考え方が変わりました。
☆子どもが活き活きとしている!
というのも、小4ムスメが1年生で学童に入った年というと、下の子が産まれて、1年たたないうちに早めの仕事復帰をしたので、私自身、余裕がなく、学童の役は全て主人にお任せしてました。
なので、学童の合宿は、主人が頑張ってくれていて、全て任せっきり。
とっても大変そうで、家族にも負担がかかることも多かったので、理解しつつもあまり良く思えない時もあったのです。
主人は、4年間合宿係を担当し、委員長とかレクレーション長をやっています。
子どもたちに、合宿でたくさんの思い出を作ってもらいたいという想いから、父親がメインで川遊びや屋台、キャンプファイヤーやお化け屋敷、オリエンテーションなどを企画します。
そのためには、父たちの結束力が大切。
ということで、話し合いという名目で飲みに行ったりも、ちょくちょくしていると言うわけです^^:
(これが過剰にあるように思えて、なんか納得しきれない私 笑)
ですが、そのおかげなのか、準備の周到さというよりは、結束力で全てが成り立っている。
モノを周到に準備しておくことも大切ですが、何かあったときに助け合える関係性ってもっと大切だと思う。
川遊びの時間、全ての子どもたちに、父たちが川の面白さを教えていきます。
ただの水遊びではなく、川に生息している生き物の様子を見たり、深い場所の見分け方から川の危険性を教えたり。
母だけでは出来ないダイナミックな遊びを、たくさんの父たちが協力して子どもと遊びながら体験させていきます。
そして、何より、
父たちが楽しそう!笑
それが子どもたちに伝わっているのか、子どもたちのとっても活き活きとした笑顔が弾ける!
その姿に、とっても嬉しく思いました♪
☆お友達との普段の様子、関わりあいを間近で見ることができる。
見てどうするの?
という疑問もあるかもしれませんが、小学校高学年にもなってくると、女子はややこしい!と、たくさんの先輩ママに教えられるので、少し身構えてもしまっているわけです。
やはり、少なからずとも、お友達とのトラブルの話も子どもから聞くので、普段、どんな感じでお友達と関わっているのかな?
というのは、見てみたい気もするのです。
学校の参観に行っても、授業の風景は見れても、お友達との関わりあいはあまり見れないし、懇談でも先生というフィルターで子どもを美化したり、偏光レンズでも入ったりするのか、
「○○ちゃんはお友達と、いつも笑顔でよく遊んでますよ!」
と、言われるくらいです。
そんなに心配はしていないけれども、正直言えば、ホントか!?(美化し過ぎじゃない!?) という話も多かったりします。
そんなわけで、合宿だと2日間、遠目ながらも普段の素の様子が見れるので、色んな発見がありました。
「口、悪いな(偉そうだ)。」
と、思う事もあれば、
「あれ?1年生の面倒見がとても良いやん。」
と、いつも弟と姉弟ケンカばかりなのに、下の子に優しい一面もたくさん見ることもできました。
お友達とも、軽い言い合いをしつつも、なんだかんだと仲良くしている姿も見ることができて、周りの方のフィルターは、透明に近かったんだと改めて知ることも出来ました(疑ってごめんなさい^^:笑)
もちろん、これがすべてではないとは思いますが、いつものままの姿を見れることってなんか貴重な気がしませんか?
☆学童の最年長という存在
4年生となると、世間では中堅小学生。
ですが、学童では最年長なので、全てにおいてリーダーシップを取っていかなければなりません。
一人目長女(一人っ子歴も6年)という、マイペースで恥ずかしがり屋なムスメ。
リーダーシップとは無縁じゃないの?
と、思っていたのですが、どうも四年生になった頃から、学童最年長として下級生を引っ張っていかなければならないという気持ちが芽生えている模様。
班長として班の子どもたちをまとめたり、イベントの司会をしたり、4年生全員で前に立って場を盛り上げたり。
なーんだ、
みんなちゃんと、しっかりやってるやん。
と、間近で成長を見ることができました。
そんなこんなで、手作り感溢れる学童合宿は、和やかな、ゆる〜い雰囲気ながらも、たくさんの父と母、指導員の先生のご協力で、子どもたちに、たくさんの新しい経験と、成長を見せてくれるものでした。
完成されたイベントの素晴らしさもあると思いますが、未完成ながらも泥臭く、人と人が協力しあって作り上げるイベントの方が、子どもと親も成長できたりするのかなと思ったりもします。
「大変だけど、やる価値、確かにあるね。」
いつも頑張って作り上げてきてくれた主人にも、感謝しなきゃなと思った合宿でした^^