どうやったら簡単に栄養満点な離乳食を作れるか。
困った時は、日本の食文化に注目し、調理器具の次は、食材です。
そして、私がオススメしたいアイテムは、かければOKの粉もの。
中でも大注目しているのが、「はったい粉」です。
はったい粉とは
はったい粉とは、オオムギやハダカムギを炒って挽いた粉。
はったい粉(はったいこ、糗粉、麨粉)は、オオムギやハダカムギを炒った上で挽いた粉。麦焦がし(むぎこがし)、煎り麦(いりむぎ)、香煎(こうせん)、おちらし粉とも呼ばれる。
焙煎してあることにより、消化しやすく、素材の甘みがあり香ばしさがある。保存性がありながら、いつでも食べられる簡便食、携行食として重宝されている。徳川家康の好物であったとされる。昭和40年代(地方によっては50年代)まで、子供のおやつとして人気があった。食べ方としては砂糖を混ぜた上で、白湯か麦茶で練り上げる方法が一般的であった。 チベットでは類似のものをツァンパと呼び、バター茶で練り上げたものを主食としている。
はったい粉は赤ちゃんにもママにもおすすめ
はったい粉は昔から、熱湯と砂糖で練ってお菓子として食べられてきたようですが、私は初めてお目にかかりました。
オオムギだと離乳食としては消化が十分にできるか、という問題がありますが、はったい粉は焙煎しているので、消化の問題はクリアしています。
ビタミン、ミネラル、食物繊維がしっかり入っていて、栄養価が高いのです。
独特の麦の風味はありますが、娘はすんなり口にしてくれました。
小さじ1のはったい粉を味噌汁の味噌を加える前の出汁と混ぜたり、お粥に混ぜたり、ジャガイモやタマネギなどの野菜ペーストと混ぜたりして食べさせています。
ざらざら感が残らないよう、できたての熱いものと混ぜるのがお勧めです。
ミルクに混ぜるのもいいと思います。
私のイチ押しは、冷凍バナナを解凍したものと混ぜての食べさせ方。
これだと独特の風味が軽くなるので、風味が苦手な人でも食べやすいと思います。
何よりも、簡単なのがいいし、残った分は自分が美味しく頂きます♪
離乳食期、子どもに昼食を食べさせるので疲れてしまって、適当になりがちな自分の食事・・・
そんなママの栄養補給にも、はったい粉はオススメです。
私は小さじ1のはったい粉をお気に入りのデカフェのインスタントコーヒーとお湯を混ぜた後、豆乳を加えて、豆乳ラテにして飲んでいます。
ついでに、蒸しパンやホットケーキに加えたり、ホームベーカリーで作る食パンに加えたり・・・
食わず嫌いのある長女も麦茶に慣れているせいか、はったい粉は嫌がることなく食べてくれました!
注意点は?
最後に、粉ものは便利ですが、タンパク質が過剰になると、赤ちゃんの腎臓に負担がかかってしまいます。
離乳食に使う場合は、食べさせすぎないよう注意して下さいね。