前回の話
陸くんのためにと、キッチンに隠しておいたチキンカツを立ったまま食べる学さん・・「なんで食べてるの!?」と聞くと「カツぐらいで怒るなよ・・奈々子のお腹周りのために食べてあげたの!」と言われブチ切れた奈々子さん、しばらくメニューを変えると宣言し、主菜と副菜がわかれていないメニューを用意することにしたのですが・・
うちの夫は「食いつくし系」でした[7]料理が苦手な義母はいつも大皿料理
そして、ある週末のこと、
陸くんの顔を見せに学さんの実家に行くことにした奈々子家族、
「ただいま」
「こんにちは~」
「こんにちは」
「はい、いらっしゃい~」
お義母さんが、玄関で快く出迎えてくれました。
学さんのご両親は、学さんが中学生の時に離婚され、その後、お義母さんが学さんを一人で育ててきたそうで・・。
お義母さんは、今でもフルタイムでバリバリ仕事をしていて、若々しくさっぱりしたステキな女性なのでした。
そして食事の時間に・・
「ご飯できたから食べよ~」
「はーい!」
この日のメニューは、大皿に載った唐揚げどっさりとお惣菜のポテトサラダ、
そして、野菜をたくさん入れたお味噌汁ときんぴらごぼうは、お義母さんに頼まれて奈々子さんが作ったのでした。
お義母さんは出会った時から
「料理が苦手」
だと話していて、お惣菜を出したり、奈々子さんに素直に助けを頼んだり・・こういう飾らないところもお義母さんの好きなところだと思っていた奈々子さん、
「ばぁばの唐揚げおいしい!」
と、陸くんも大喜び!
「よかった~。私、唐揚げだけは得意なの。料理のレパートリーが本当に少なくて・・。
その点、奈々子ちゃんは、ほんとお料理上手よね~。奈々子ちゃん、いつも本当にありがとうね」
「いえ・・お義母さんそんな・・」
奈々子さんとお義母さんは、2人でそんなやりとりをしていたのでした。
続きます
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi