前回の話
とある週末のこと、陸くんの顔を見せに学さんの実家を訪れた奈々子さん家族、一人で学さんを育て上げ、仕事もバリバリこなすさっぱりした素敵なお義母さんが用意してくれたのは大皿にドーンと盛り付けられた唐揚げだったのですが、「料理は苦手」と素直に助けを頼むところも好きだと思っていた奈々子さんは、突然お義母さんに「いつもありがとう」とお礼を言われて・・
うちの夫は「食いつくし系」でした[8]おかずは数日ぶんを一度に作る義母
学さんの実家で食事していた時のこと、
「母さんー、マヨネーズある?」
「はいはい、ちょっと待ってね」
唐揚げをパクパク食べながら、学さんがお義母さんにそう言うとすぐに立ち上がるお義母さん、
「ちょっと、学・・1人でそんなに食べたら、お義母さんの分なくなっちゃうよ」
陸くんにお茶を渡しながら、心配になり学さんに話し掛ける奈々子さん、すると、
「あ、大丈夫よ!キッチンの方にまだまだたくさんあるから。1人じゃ食べきれないから、良かったら残った分、持って帰って?」
そう言いながら学さんにマヨネーズを差し出すお義母さん、
「サンキュー、さすが母さん!」
と、学さんはお義母さんを絶賛しつつ、唐揚げを食べ続けるのでした。
そして・・
「母さんは、昔から大量に作るよな」
「仕方ないじゃない・・毎食準備なんかできなかったから、とりあえず大量に作って食卓においてたのよね」
「そうそう、何日も同じもの食ってた・・」
と、親子2人で昔を思い返す学さんとお義母さん、
そして、
「唐揚げ・カレー・おでん・牛丼・煮物が数日ずつ、ルーティンで回ってたし。全部好きだけどさ~」
と言う学さんの言葉を聞いた奈々子さんは
「そうか!これが根本なのかもしれない・・!」
と思うのでした。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「うちの夫は「食いつくし系」でした」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi