歯の矯正を考えたきっかけ
いつからか、長女が笑うとき、口を開けないようにしているのに気が付きました。
「歯並びを気にしているのかな?」
お友達の中では歯の生え替わりが遅めだった長女は、小学2年生になった頃、ちょうど大きな前歯が2本生え揃った程度。
両サイドの子供の歯との大きさは確かにアンバランスで、上からかぶさるように生えてしまっているせいか、前歯2本には少し隙間ができていました。
それが決定的になったのは、長男との兄妹げんかの時。
「歯並びめちゃくちゃで変な顔~!」
2歳上の兄を言い負かしてしまう彼女ですが、追い詰められた兄が苦し紛れに放った言葉に突如号泣!!
(もちろん、兄はこの後私にめっちゃ叱られ、同じぐらい大泣きしました)
このとき、はっきりと分かったのです。
長女が、ずっと歯並びをすごく気にしていたんだということを。
母親として、長女の気持ちに早く気付けなかったことに大後悔!!
すぐさま歯列矯正を考えましたが……。
当時私の持っていた矯正のイメージは、歯の表に付ける銀色のワイヤーのような器具(ブラケット)を取り付けるというもの。
見た目にもかなり影響が出るし、現在進行形で生え変わっている娘の歯に、付けれるものなの??
色々なサイトで調べていると、早めに相談に行った方がいいとのことだったので、とにかくかかりつけの歯科医院さんで相談することにしました。
病院で相談
そこで矯正の先生に言われたのが…
1)前歯に関しては生え替わりの一時的なものなので問題ない
2)下あごが奥に入ってしまっていてそちらの方が問題
3)あごの大きさと歯の大きさがあっていないので、調整が必要
とのこと。
前歯の隙間を気にして受診したので、この答えは意外でした。
もっと驚いたのが下あごが引っ込んでいるということ。
確かに噛み合わせを見てみると、長女の場合下の歯が全く見えないぐらい上あごがかぶさっていました。
全然気づかなかった……!!
3)に関しては、CTの写真を見ると一目瞭然。
歯茎の奥で控えている歯が全部大きめで、どうやっても並ぶスペースが見当たらないのです。
治療方針は2つ
数週間後、さまざまな検査を経て、長女の歯の模型を見ながら受けた治療方針は、2つ。
●下あごを前に出す
●歯が並ぶように土台を広げる
この治療は歯が並ぶための場所を確保するのがメインで、前歯の隙間の矯正に関しては何もしない(土台が広がれば自然に解消される)とのこと。
また、長女の場合、広げても歯が並びきる保証はないため、何本かは抜く可能性もあるといわれました。
確かに、写真を見た限りでは広げても全部は並びきらなそうな感じでした。
使用する矯正器具
気になるのが矯正器具ですよね!
長女は、ブラケットの装着には抵抗があるようでした。
確かに、やっぱり目立ってしまいますし、女の子なら気になるのもわかる気がします。
しかし、先生から提示されたのはリテーナーという見たことのないタイプの器具!
中のねじで調整しながら土台を広げていくそうです。
なんと、装着は寝るときのみでOK!!
理想は10時間以上つけるとのことだったので、実際は、歯磨き後すぐ装着着させています。
多少の違和感はあったようですが、嫌がることなく、一人で毎晩装着できています。
旅行の時などにたまに忘れてしまうのが問題でしょうか。
実際の器具はこんな感じ(ケース入りでした)。
ちなみに、色は数色から選べたようで、長女が自分で黄色を選択。
お値段は!?
歯列矯正というと、気になるのがお値段ですよね……!!!
高いイメージのある矯正……大人だと100万以上かかったなんて話もよく聞きます。
友人も、就職後に矯正を開始し、初年度の給与の大半を持って行かれたと言っていましたし。
ドキドキする中、先生から提示された金額は、
約36万円(保険適用外)。
1~2か月に一度の検診は、別途かかります(だいたい5000円程度)が、それ以外に器具の再調整・作り変えなどに関してはかからないとのこと(ただし、紛失の場合はかかるそうです)。
また、これは小学生の間(第1期治療)の料金となり、中学生になってさらに新たな措置が必要な場合(第2期治療)は別途費用がかかると言われました。
分割なしの36万円……ぐはっと血を吐くぐらいには(心理的な)ダメージを受けました、が。
歯並びを気にして、思いっきり笑えなくなってしまった長女を見ると……決心するしかない!!
長女は小学2年生なので、4年分と考えると、1年=9万円。
ひと月7千500円の医療費と考えれば、許容範囲内といった感じでしょうか。
※余談ですが、支払いは現金一括だったので、めっちゃ緊張しました!!
あんなに現金を下ろしたのは初めてです……。
また、今年の春は医療費控除の申請をします!
装着から半年近くになり、少しずつ長女の歯並びは改善しているよう。
笑顔も戻り、矯正を開始してよかったなぁとつくづく思います。
また、1月に一度、歯科医で見てもらえるので、歯磨きの指導とクリーニングを受けられるのも利点でしょうか?
まだ長女は虫歯になっていませんが、この調子でクリーンな歯を保てればいいなと思います。
リテーナーは洗浄が難しいのが難点
リテーナーですが、複雑な作りなので洗浄が難しいのが難点。
長女に任せていたら、ある日ものすごい悪臭が漂っていてびっくり!!
(本当にドブのような臭いでした……)
大慌てで、amazonで検索して洗浄剤を購入しました。
ポリデントみたいな感じ?で発砲するので、長女も楽しく洗浄できるようで、普段は歯ブラシでこすり洗い、週一度は洗浄剤と決めています。
まとめ
早いうちから矯正を開始すると、歯並びを矯正する前に、歯が並ぶよう土台作りから始められるのがメリットとなるそうです。
とは言え、第2期治療から始めた方が良いパターンもあるそうなので、子どもの歯並びに悩んでいる方は、一度歯医者さんで相談してみてはいかがでしょうか??
欧米では歯列矯正貯金をする親も多いとのこと。
日本でも歯並びに関する美意識が高まっている気がします。
何より、子どもの満開の笑顔が見られるのがいちばんかなぁと思います!