子どもが言うことを聞いてくれない!もしかして中間反抗期なの?そんな悩みについて、株式会社COCOHARELISS代表取締役、庄野晴美さんにお伺いしました。
中間反抗期って?
一般的には、年長児から小学生中学年のお子さんに見られる反抗期のことです。
中間反抗期がきた?!そんなとき親はどうしたらいい?
まずは、とことん向き合うことです。
【乳児はしっかり肌を離すな 幼児は肌を離し手を離すな 少年少女は手を離し目を離すな 青年は目を離ししかし心を離すな】
アメリカンインディアンの教え『子育て四訓』より
私は長男、二男、長女の3人の子どもがいます。
今は末の娘が19歳となり、子育ても一息というところまできました。
幼児の時から、私の思う通りに動いてくれたことはないです。
駄目よ、と言ったことを必ずします。
心理学的にいうと、〇〇は駄目よ、〇〇を考えないでね、というと脳に○○だけが残るそうです。
例えば『スープを落とさないように運んでね』というと脳は『落としてはいけない』ばかりがよぎり、結果的に落としてしまいます
『スープを上手に運ぼうね』と言ってあげると良いでしょう。
このように、『宿題をしなきゃ駄目よ』『悪いことしたら駄目よ』というと逆効果になります。
反抗期のこどもたちは、最初から反抗的ではなかったはずです。
反抗する=なにかに怒っている証拠?
たまたま聞いてほしかった時に親が忙しい時だった
どうせ言っても怒られる
もっともらしい言葉を言われて言いくるめられる
お友達と比べられる
私にも経験がありますが、忙しい時(夕ご飯をつくっているとき、電話をしているとき)に限って何か言ってきます。
『ちょっと待って』が通用しません。長男を叱っている時にちょっかいをかけてきたり、娘のおむつを替えている時に『お母さん』と話かけてきたりします。
子育て中は忙しすぎて、『後でね』『これ終わってからね』と言ったことを忘れてしまった事も多々あります。
でも子どもは覚えています。こういう事が重なると、子どもは【どうせぼくなんて・・・私なんて・・・】となってしまいます。
どんなことも積み重ねです。はじめはささいなことかもしれませんが、子どもにとっては親が思っている以上に大きな事なのです。
その積み重ねが怒りとなり【反抗】という形に表れます。なので、子どもが何を言いたいのか、何を思っているのか目をみて話をすることです。とことん向き合ってあげましょう。
こんな時は要注意!
反抗(怒り)の中には、寂しさや不安、悲しみ、心配、傷つきなどの感情があります。
子どもとの時間をつくること、そして子どもに共感してあげること
私たちにも子どもの時代がありました。『こんな大人にはならない』など思ったことはないですか?
子どもの世界はとても狭いです。親が全てです。
ぎゅっと抱きしめて、子どもの話を聴いてあげてください。
『別に・・・』は要注意!!『どうせ忙しいんでしょ』『どうせ反対するんでしょ』が隠れています。
子どもを授かり親となります。親も新米から子どもと一緒に成長していきます。子どもが1歳なら親も親となって1歳です。
『これで良いのかな?』悩みながら子育てしていきます。子育てしながら親となっていきます。
休日にとことん向き合う日をつくってあげてください。子どもと同じ目線ではしゃぐ姿など見せてあげてください。
将来、子どもに助けられる日がきます。
[執筆者]
庄野晴美
[プロフィール]
大阪で生まれ育った5人家族・3姉妹の二女です。24歳で結婚して3人の子どもを授かり、妻として、母として家庭と仕事を両立し、8年前には介護も経験しました。家庭、仕事、介護と慌ただしい日々を送る中で、うつ病と診断された過去もありました。そんな私だからこそ、これまでの経験を生かして、子育てや仕事、人間関係で悩んでいる方のお役に立ちたいと思い、今までの経験や学んだ知識でコーチングとカウンセリングの二本立てで、サポートさせて頂いています。
COCOHARELISS(ココハレリス)のコンセプトは、一人ひとりに親身に寄り添うこと。一人で悩まず声にして吐き出すことで心を晴れやかにして一歩ずつ前に進めるようにサポートさせて頂きます。
株式会社COCOHARELISS
https://cocohareliss.com/