いわゆる問題児(?)で、小学校に入学して以降、学校から電話をもらいまくる長男。
1年生の後期~2年生の前半は、ほぼ毎日鳴る電話に、私はノイローゼ寸前でした。
仕事中、スマホが振動するたびに体がビクッとこわばり。
そして表示画面の「●●小学校」の文字にガクッと落ち込む日々。
それでも、だんだん減ってきた電話でしたが……。
久しぶりの電話が鳴った! 今度は何をやらかした?
先日。
17時も過ぎて、仕事をそろそろ落ち着かせようとしている頃。
ポケットのスマホがブーッブーッと振動。
いつまでも続く振動に、メールなどではなく着信だということが分かります。
取り出して見てみると「●●小学校」の表示が。
小学校の先生からの電話です。
ついに来たか……。
5年生になって初の着信。
進級して2か月近く連絡がなかったことを考えれば、以前より成長した・良かったのかと言えるのかもしれませんが、やはりちょっと落ち込みます。
長男、また何かやらかしたのだろうか……??
(あ、小学校からの電話ということで、長女(小3)に関連する電話の可能性もないわけではないのですが、まず間違いなく長男なので、長女案件は考えてません)
電話に出ると、「恐れ入ります、私5年○組担任の……」と、案の定長男の先生。
挨拶もそこそこに、用件を聞いてみると。
どうやら、ヤツはまだお道具箱を学校に持ってきていないとのこと。
(新学期が始まって、2か月近くもたっているのに!!!)
ノリやハサミなど必要な道具があるときは、先生に毎回お借りしていたようでした。
先生にはひたすら謝罪し、明日持たせることを約束。
(長男め……帰ったら覚えとけ~!!!)
帰宅後、本人へ確認
帰宅後、本人を呼び寄せて確認。
「あ、忘れてた!」
と悪びれない感じでひとこと。
ぜんっぜん反省してません!!!
「●ちゃん、まだお道具箱持って行ってなかったの? もう6月だよ」
長女にドン引きされたことには「うるせーバカ」と逆切れしつつ(いや、バカはお前だからね)、手提げ袋に用意して、朝忘れないように玄関に置きにいきました。
……なんで、これだけのことが2か月間もできなかったのやら。
ちなみに、用意させてランドセルと一緒に自分の部屋に置いておくと忘れる率がめちゃくちゃ高かったため、忘れたくないものは玄関に置くようになりました。
それでも忘れることが続いたので、今は自分の靴の上に置いたり、ドアノブにかけたりしています。
一度手にしても、靴を履くときに横に置くと、そのまま忘れちゃうようです。
なので今回も、きちんとドアノブにかかっていました。
多分、これで忘れないだろう(……断言はできませんが)。
その後、一通りのお説教はしましたが、半分も聞いていない感じ。
毎回コレです。
そして最後は、
「ごめんなさい、次からは気を付けます」
という、言い方だけは神妙な、でも著しく信憑性の低い一言で終わり。
(ぜったい、またやるよな~)
という予感は毎回必ず的中します(笑)
実は「できない」わけではなくて、相手によって態度を変えていた! これって反抗期の始まり??
でも。
こんなちゃらんぽらんな長男なのですが、空手でも、塾でも、習い事の先ではほとんど忘れ物をしないのです。
空手の場合は細かい防具や水筒など、都度自分で用意するものもあります。
塾の場合は、持ち物は筆記具とテキストぐらいでカバンに入れっぱなしですが、宿題が多い。
でも、学校の宿題は忘れても、塾の宿題はきちんとするのです。
どうやら、彼の中では……
○空手
先生が厳しい、怒るとコワイ。
それに、空手が好きなので忘れ物をして練習に参加できなくなるのがイヤ。
○塾
宿題を忘れると先生に厳しく言われる。
塾での勉強は楽しく、サボると他の子に差をつけられてしまうので、宿題もぜったいする。(月例テストの成績や計算ゲームなどで友達と競い合っているよう)
○学校
何かを忘れても、あまり厳しく言われない。
友達と遊ぶのは楽しいけど、学校でする勉強は好きじゃない、めんどう。
といった感じで、微妙に頭が回るようになってきたせいか、自分なりの判断で態度を分けてしまっているよう。
確かに、子どもの通っている小学校の先生は優しい方が多いというか、対応がソフト。
今回の電話も、お叱りというよりは
「学校でも声掛けしているのですが、おうちに帰ると忘れてしまうようで、お手数ですがお母さまからもお声掛けください」
というニュアンスのお話しでした。
まぁ、お父さんが叱った時とお母さんが叱った時の反応が違うなどは良くあることだと思うので、子どもとはいえ、相手によって態度が変わるのもある程度は仕方がない面もあるのかもしれませんが……。
ここまで学校生活で手を抜かれると、どう話していいやら。
学校自体は楽しくて大好きなようなんですけどね。
できないわけじゃないなら、学校でもきちんとしてくれていたらいいのに、と思わずにいられません。
「相手にとって態度を変えるのはよくない」
というような正論だけでは、納得してくれない気がしています。
10歳になり、反抗期の初期的な反応も出てきて、難しくなってきたなぁと思う今日この頃。
彼の中の「自分の考え」が強くなってきたことで、「手がかかる」「目を離せない」といった時期とは違った、子育ての新たな難しさ・大変さを実感しています。