初めての離乳食でショックの涙・・大切なのは「何を作るか」ではなく「楽しむこと」に気づいた。

息子の虎豆が5ヶ月になってすぐに雑誌を見たり、離乳食講座を受けて離乳食を開始しました。
離乳食用のエプロンや食器を用意し、レシピを見ながら悪戦苦闘して、初めて作ったおかゆを食べてくれるかドキドキ・・・

はじめての離乳食は・・・

夫の大豆くんはお仕事の為不在でしたが、実家の両親が見守る中エプロンを付けている時は、虎豆はまだ何をするのか知らないのでご機嫌さんでした。

機嫌が良い時がチャンスと、虎豆が口を開けた時を見計らい、スプーンに乗せたおかゆを入れた途端、びっくりして目をまんまるくした後、ギュッと閉じて口を尖らせて
「うっ・・・うええーん」
何とか吐き出しはしないものの泣いてしまい、その後は口に入れるのを嫌がりました。

予想以上の反応に私まで驚きのあまり涙目に・・・
「ごめんね。ママが美味しく作れなくて・・・。」
ミルクはごくごく飲んでいましたが、虎豆の目にも涙が浮かんでいました。

そしてリベンジ!

次の日は作り方を変えて食べやすく工夫してリベンジです。実家に泊まっていた大豆くんが居たので、離乳食をあげることになりました。

昨日の出来事が鮮明なのでてっきり拒否だと思っていたのですが、大豆くんが
「虎豆おかゆ、はい。」
と言うと口を開けてパクパクおかゆを食べる虎豆。開いた口がふさがらず、嬉しいけど複雑な気持ちの私でした。

今日こそは!と、私も虎豆におそるおそるスプーンを差し出しましたが、一口食べて、二口食べて、結局泣き出しミルクを欲しがる始末・・・。
一回ならまだしも二回以上続いて残ったおかゆを見て、さすがに心が折れそうでした。

不安がいっぱいで相談に・・・

これから離乳食どうしようと不安でいっぱいの私は、保健師さんに相談することにしました。
「不安そうなのは伝わるからね。楽しそうにあげてみたら?」
とアドバイスを受けました。

先輩ママにも相談に乗ってもらい、オススメのベビーフードを紹介していただいたりと優しい言葉で励まされていました。しかし相談をしてみたものの、どうしたら虎豆が自分の作った離乳食を食べるのか?が頭の中をぐるぐるまわり、支配されていきました。
寝ている時にも考えていたのか、夢にまで虎豆の離乳食を作ってあげているシーンが出てきました。

大切なのは離乳食を作ることじゃなかった!


ずっと虎豆にあげる離乳食のことばかり考え過ぎていたのですが、ある時虎豆のことを見ていなかったことに気付きました。

私は虎豆を抱きしめて謝りました。
「ごめんね。ママは離乳食のことばかり考えていて、虎豆のことをちゃんと見てなかった!虎豆はママのことを見てくれていたのに・・・。虎豆のことを考えていなくて寂しかったよね。本当にごめん!」
虎豆は頷いて目を合わせてくれました。

それからは、離乳食を食べさせることに囚われていたこだわりを止めて、歌を歌いながらエプロンを付けたり、スプーンを口に運んだりして、私も離乳食をあげることを楽しむようになっていきました。
食べない日があっても今日はいいやと段々諦めること →気にしないこと?も覚えていき、少しずつ慣れていきました。虎豆も、食べないことが続いたと思ったら、いきなり鯛や人参、豆腐を食べるようになったりして、最近はごはんタイムを楽しみにしている時もあります。

虎豆と私の離乳食ライフ、本当のはじまり

虎豆の離乳食ライフが始まってから辛いこともあるし、まだまだタイミングを見計らうのが下手な私ですが、一生懸命おかゆを食べてくれるだけで嬉しくて、笑顔になれる日が増えました。

虎豆、いつもごはんを食べてくれて、ミルクを飲んでくれてありがとうと心から思います。

一生懸命口をモグモグしながら食べたり、ミルクを飲んだりする虎豆の姿を見る度に、頑張れるエネルギーをもらっています。レシピや食材を研究して、虎豆のお口に合うごはんを作れるようになりたいと思っています。離乳食を始めてから気づかされたり、驚いたり泣いたり笑ったり、虎豆と一緒に私も成長する日々です。

またどんな顔をするのか、反応はドキドキハラハラですが、美味しく食べてもらえるところを想像しながら、台所で離乳食を作るのが楽しみなこの頃です。

白黒小豆
音楽、美容、ファッション、懸賞モニター、絵や文章書くことが好きなほんわか主婦クリエイター

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