前回の話
書記係のはるくんママが声を掛けてくれ相談したところ、自分では何もせず、変更ばかり繰り返す平上さんはＰＴＡの役員さん達からも評判が悪かったと聞き「私だけじゃなかった！」とホッとしたひかるさん、そして、けんとくん、さくらちゃん、なつきちゃんママから手伝うよ！と言ってもらったと知り感謝するのでした・・。
ＰＴＡはトラブルの予感［１２］いくつも起こしていたトラブル
祝賀会係の４人のメンバーにＰＴＡの役員のみんなが手伝ってくれることを伝えると
「了解でーす！じゃ、なにかお手伝いがあれば言ってくださーい。」
と変わらぬスタンス。
やれやれ・・という雰囲気の中、役員の中でも起こっていたトラブルを聞くことになったのです。
平上さんは会計係と揉めていました。
決定したものを購入したのに「私の知り合いに頼んだらもっと安くしてもらえるから返品して！」と、強引に返品させたにもかかわらず、実際には買ったものより高くなったという話をけんと君ママが教えてくれました。
また、さくらちゃんママは、平上さんが学校の備品を借りたままなかなか返さないので、困って家まで取りに行ったという話。
それを聞いていたなつきちゃんママは、「クラス委員長になったのも、自分の思い通りになると思ったからじゃないかな～」と困った顔で言っていました。
みんなの話を聞いて、あっけに取られてしまったひかるさんでした。
ＰＴＡ役員のみんなは、
「私たちは３人で話ができたから・・なにかあってもなんとか回避できたけど・・ゆう君ママのグループ。他のママたちがあぁだと・・ひとりで大変だったよね。」
と、ひかるさんの気持ちに寄り添ってくれました。
そこからようやく、ひかるさん達はみんなで企画を考えて係の活動を進める事ができたのでした。
決定事項を平上さんと、係のメンバー４人にメールすると・・・
案の定、平上さんからは「ここじゃない場所は他にないの？」と連絡がきましたが、もう今まで通りにはいきません。
「祝賀会会場は既に手配済みなので、もし変更したい場合は平上さんがご自身でこのお店に連絡してキャンセルのうえ、新しい会場の手配までお願いします。こちらの進捗は他のＰＴＡ役員の方にも報告済みです。」と返信すると、それ以上は何も言ってきませんでした。
続きます
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集：ママ広場編集部 作画：めめ
めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く３児の母。
