【年長さんママ必見】小学校入学前にできるようにしておくこと5つ!これだけ準備すればOK!
年長の子にとって「小学校入学」は大きなイベント!子供の成長は嬉しいものの、パパさんママさんの中には、このまま入学しても大丈夫か不安になる人も多いでしょう。
特に初めての子が入学するときは、
・入学までに何をできるようにしておけばいい?
・教えておくべきことは何?
・何を準備すればいいの?
と心配になることも。
準備をしっかりしておけば、できることが増えて自分に自信がもてたり、トラブルに巻き込まれる可能性も低くなります!
ということで、小学校の先生として勤務してきた筆者が、
「小学校入学前にできるようにしておくこと」
について詳しく解説します。入学してからお子さんが困らないよう、ぜひ一緒に取り組んでみて下さい!
小学校入学前にできるようにしておくこと
準備しておくといいことはたくさんありますが、優先したいのは以下の内容。
とりあえずは、この5つをできるようにしておけばOKです!
1. ランドセルを背負って通学
2. 自分の名前をていねいに書ける
3. 時間で行動する意識を持つ
4. 和式トイレが使える
5. 生活のリズムを整える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ランドセルを背負っての通学
まず「行き帰りの通学路をチェックしておくこと」が重要!
というのも、子供は行き帰りの道で迷ってしまうことがあるからです。
嘘のように思うかもしれませんが、筆者が勤務していた学校でも毎年4月には帰り道で迷子になる子が2、3人はいました・・・(汗)
子供はまだまだ道を覚えるのが苦手。行きだけでなく帰り道もしっかり確認して、通学できるようにしておきましょう!
・家までの道で目立つ目印
・何かあったときに助けを求める場所
・トイレを借りられそうな所
など、合わせて確認しておくと安心ですよ。
さらにランドセルを背負って歩く練習もしておくとベスト!
ランドセルって、子供が思っているより重量や幅があるもの。道に停めてある車や自転車にぶつかったという話もよく聞きます。
実際に数冊本を入れて、子供に重さや幅に慣れさせておくといいですね。
自分の名前をていねいに書ける
小学校に入学すると「ひらがなの書き方」から練習します。正しい形や書き順などは、授業の中で身につけるため問題ありません。
ただし授業でひらがなの練習をするよりも先に書くものがあります。それが「自分の名前」です。
入学してしばらくは、プリントで学習を進めるのが一般的。そして、プリントには必ず自分の名前を書く場所があります。
先生から「自分の名前を書いて下さい。」と言われたとき、書けないのでは困りますよね。
他の人が見ても読めるように、
・はっきり
・ていねいに
・大きな文字で
自分の名前を書けるように練習しておきましょう!
名前が書けるだけでも、子供にとっては大きな自信につながりますよ。
時間で行動する意識をもつ
小学校と保育園・幼稚園の違いの1つが、「生活が時間で区切られる」ことです。
保育園や幼稚園ではその場で指示がもらえるので、時計を見て動く必要はありません。
しかし小学校では、授業や給食、掃除など、細かく時間が区切られていて、指示も時間で出されることが多くなります。
例えば、
・<保育園や幼稚園>
⇒「遊びの時間は終わります。みんなでお片付けするよー。」
⇒「次はお給食です。おぼんを持って座りましょう。」
・<小学校>
⇒「長い針が『3』になったらプリントを集めて終わります。
『6』までに給食が始められるように準備しましょう。」
という感じ。小学校では、基本的に自分で時計を見て行動することになります。
ただし、時間への意識はすぐに身に付くものではありません。
家庭でもぜひ、
・「◯時になったらごはんを食べよう。」
・「あと30分経ったらお風呂に入ろう。」
など、時間を使って会話をしましょう。
日頃から意識しておくと自然と時計が読めたり、時間が意識できるようになります!
和式トイレが使える
最近は減ってきてはいるものの、学校によっては学年に和式トイレしかないということもあります。
(娘の学校では4つの個室のうち1:洋式、3:和式でした。)
和式トイレが苦手な子は順番を待ったり、遠くのトイレを利用するなど苦労も多いため、入学前に和式トイレも使えるよう練習しておくといいです。
・しゃがむ位置
・水の流し方
・トイレットペーパーの取り方
・トイレットペーパーの量
など、意外と難しいことも多いのがトイレの使い方。
家庭で話題に出したことがない方も、ぜひ入学を機にしっかり教えてあげられるといいですね!
生活のリズムを整える
生活のリズム、具体的には「早寝早起き」をできるようにしておくと、学校生活が楽になります!
入学したての頃は慣れない学校生活でリズムがつかめず、朝も遅くなりがちです。朝が遅れると、出発時間もギリギリで親もイライラするという悪循環に。
逆に早起きできると朝ごはんをしっかり食べられたり、学校の支度も余裕をもってできます。忘れ物が減ったり、体調が整ったりするなど、良いこともたくさん!
そして早起きに一番効果的なのが「早く寝ること」。早寝早起きのリズムをしっかりとつかんでおくと、入学後に良いスタートが切れます。
ただし、早寝早起きには家族の協力が不可欠!みんなでゲームやテレビの時間をなるべく早く切り上げ、就寝時間を早くできるといいですね。
小学校入学前に親が準備しておくこと
ここまでは子供ができるようにしておくことについて紹介しましたが、親が準備しておくことももちろんあります。
具体的には、次の3つ。
1. 学用品の購入
2. 学用品への記名
3. 通学路のチェック
詳しく見ていきましょう。
学用品の購入
入学準備と聞いて、まっさきに思い浮かぶのが「学用品」の購入ではないでしょうか。
必要となる学用品は、主に以下の内容です。
<授業で使うもの>
・筆記用具(えんぴつ・消しゴム・定規・下敷きなど)
・ノート類
・連絡帳や予定帳
・ランドセル
・引き出し
・お便りを入れる用のファイル
・算数セット
・鍵盤ハーモニカ
など
<学校生活で必要となるもの>
・ランドセル
・上靴
・赤白帽子
・体操服・ズボン
・名札(台紙やピン)
・給食セット(ナフキン・箸・歯ブラシ)など
など
<通学で必要となる物>
・制服
・通学用の帽子
・傘
・ランドセルカバー
・運動靴(通学用)
・長靴
・防犯ブザー
など
ただし、実際に必要となるものは地域や学校によって大きく異なります!
入学説明会(※1月~2月中旬に行われることが多い)で、正確な内容をしっかり確認しましょう。
学用品への記名
子供の持ち物にはすべて名前を書きますが、これがとにかく大変。
体操服や上靴など大きく文字が書けるものはいいですが、特に苦労するのが算数セットの中のおはじきです。
親指の爪ほどの大きさに名前を書くのは簡単ではありません。しかも、いっぱいあるんですよね(汗)
ここで便利なのが「名前シール」です!
通販サイトでも販売されていますし、ぜひ有効に活用して、できるかぎり手間を省いていきましょう。
通学路の確認
通学路にどんな危険があって、どこに助けを求められるかを知ることは、子供の安全確保に直結します!
子供だけでなく、ぜひ親も必ず通学路を確認しておきましょう。
具体的には、次のような場所を子供と一緒に確認しておくといいです。
・交通量が特に多い場所
・歩行者用の白線がない場所
・いったん止まるべき場所
・見通しが悪い場所
・登下校でひとりになりそうな場所
・信号や横断歩道などの交通ルールの確認
・工事中の場所
安全については、用心しすぎるということはありません。子供が安心して登下校できるよう、親自身もしっかり確認しておきましょう!
余裕をもって入学準備をしよう
本記事では「子供が入学までにできるようにしておくこと」を紹介してきました!
もう一度まとめておくと、
1. ランドセルを背負って通学
2. 自分の名前をていねいに書ける
3. 時間で行動する意識を持つ
4. 和式トイレが使える
5. 生活のリズムを整える
の5つでした。
どれも一朝一夕でできるようにはなることではなく、1~2ヶ月かけてゆっくり成長するものばかり。
ぜひ、余裕をもって入学準備をスタートしましょう!人生で一回しかない小学校入学ですから、親子で楽しめるといいですね!
shufukaneko
元小学校の先生で、子育てのために退職。現在は自宅で主夫兼Webライターとして活動中!
「お金をかけずに自宅で子供の才能を伸ばしたい」という願いから、ブログで通信教育についての情報も発信中♪