[78]明らかになった劣等感。なぜか周りに人が集まる忌々しい存在。レジャーシートに100万円入ってた話|くまおのマンガ堂

前回の話

買物したさに軽い気持ちで100万円を盗ってしまったユキさん。
それが遺失物横領罪という立派な犯罪なのだとアカリさんに言われて急に不安に襲われてきました。
警察に被害届を出されたら逮捕、そうなったら離婚、そして破産、破滅・・・ユキさんはおそろしくなりました。

[78]リサイクル店で買ったレジャーシートに【100万円】入ってた話

被害届を出された場合の自分のこれからの破滅の人生を想像し、アカリさんのことばはもう何も入ってきません。
そして、ユキさんに何かを一生懸命話している目の前のアカリさんを見ながら、ユキさんはあらためて思いました。
(昔から・・・この女が忌々しかった・・・)

ユキさんの記憶は高校生の頃に遡ります。
(容姿も勉強も運動も、全部私が上なのに
なぜか人は私よりアカリの周りに集まる。)

(小さな劣等感。それが許せなかった・・・)

(だからSNSでアカリを見つけた時は嬉しかった)
(平々凡々のしょぼい人生を送ってる
今じゃ完全に私の勝ち!!)

宙を仰ぎ、ユキさんはボソッと言いました
「・・・そう思ったのに」
その目は遠くを見ているような、心ここにあらずの様子でした。

次の話

くまお
4歳と2歳の女の子二人の子供を育てているパパ
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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ユキさんの事を親友だと言っていたアカリさん、でもアカリさんの事が忌々しかったユキさん・・・複雑ですね(汗)
[ママ広場編集部]

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