[1]私、何かしたかな・・・どうしていじめられるのかな?辛かった小学生時代|私をいじめたあの子との再会

皆さんは自分をいじめていた相手と大人になってから再開したらどうしますか。今回は小学校の時に私をいじめていた子との再会から始まるお話です。

[1]私をいじめたあの子との再会私|何かしたかな・・・どうしていじめられるのかな?辛かった小学生時代


「今日から、一緒に働いてもらうことになった派遣のエリ子さんです。」
「一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。」

「え・・エリ子。」子どもの時の同級生の顔なんて覚えていないという方もいるかもしれません。でも私は一目見てそれがエリ子だとわかったのです。

エリコは私をいじめていた主犯格でした。

昔からかわいくておしゃれでリーダー的存在だったエリ子。突然私はそのエリ子がいるグループからいじめられたのでした。

「調子に乗っている。」や「学校に来るな。」と聞こえるように言われ・・ノートを隠されたり、ラクガキされたり・・・。
あの時のことがフラッシュバックしました。

あの時はお母さんに迷惑をかけたくなく黙っていました。踏まれて足跡がくっきり残った体操服も自分でグランドの土をつけてわからなくした後、家に帰り「お母さんごめん!!友達と遊んでて汚しちゃった~へへえ。」と誤魔化していました。でも、いじめは終わることが無くさらにヒートアップ。耐えられなくなっていました。

「私・・なにかしたかな・・。どうして・・いじめられるのかな・・・。」
私は学校に行けなくなりました。お母さんは、気づくのが遅くなってごめん。ごめんね。と泣きながら謝ってくれ、そしてギュっと抱きしめてくれました。

その後、お母さんはこれかどうしたい?学校には無理に行かなくてもいいよ。そういって私の気持ちを聞いてくれました。
もう同じ中学校には行きたくない。それが私の出した結論でした。中学校受験をするには遅い時期だったかもしれませんが、これが離れるきっかけになると思い私は小学校には行かず中学校受験の勉強をすることに、そしてエリ子たちと離れることができたのです。それなのに・・・目の前にエリ子がいる・・・。

どうしよう・・私のことわかるかな・・。苗字も変わってるし・・知らないふりをしたい。相手に思い出してほしくもありません。

「では、エリ子さん。ここがあなたの机です。」「皆さん、よろしくお願いします!」

「こちらは経理のサトウさん。」「よろしくお願いします。」どうやらエリ子は気づいていないようでした。
「気づかれていない。担当も違うし、そんなに関わることが無いハズ。」気づいていないエリ子の姿にホッとする自分がいました。

続きます

ママ広場オリジナルマンガ「私をいじめたあの子との再会」は毎日更新します。おたのしみに!

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。

脚本・編集:ママ広場編集部   作画:dechi

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