[2]新しい友人との学校生活。でも、またいじめられるかも・・不安は常につきまとう|私をいじめたあの子との再会

前回の話
まさかうちの会社に私をいじめていた子が入ってくるなんて。衝撃は隠せませんでしたが私のことは覚えていない感じにホッとしました。

[2]私をいじめたあの子との再会|新しい友人との学校生活。でも、またいじめられるかも・・不安は常につきまとう


中学校はエリ子と離れることができホッとしましたが、小学校で突然いじめられた経験は私に暗い影を落としました。

新しい友達ができみんなと仲良くしていてもどこかで、

もしかしたら私の悪口を言っているのかもしれない・・。また、小学校の時と同じようにいじめられるかもしれない。そんな不安がずっと付きまとう学生時代でした。仲良くしてくれる友達を心から信用ができない。その友達にも失礼なことをしているとわかっていましたが、私は目立たないように、相手をイラつかせないように慎重に慎重に笑っていました。

そんな私も社会人になり、夫と出会うことができました。私の過去を知っても、人を心から信用できないことを話しても優しく聞いてくれるそんな夫でした。

結婚後は子どもにも恵まれ幸せな日々が続いていましたが、子どもがもしいじめられたら・・という不安にも駆られることがありました。

息子は現在12歳。中学受験をするために日々塾で勉強を頑張っていました。

子育てをする中でひとつだけ息子に何度も、何度もはあしていることがありました。
「もしね、学校で何かあったり何か悩んだことがあったらママに話して欲しい。」

「ママに心配させたくない。悲しませたくないと思って話をしてくれないほうがママは悲しい。何かあった時は一緒に悩みたい。悩ませてほしい。」

「うん・・わかった。でも、どうしてそんなことを言うの?」今まで伝えるだけで理由を言ってこなかった私は小学校になったころに理由も話していました。
「ママね・・昔、いじめられていたの。」

「ママが学校に行けなくなった時、おばあちゃんが、ママがいじめられていることに気づいたの。おばあちゃん泣いてた。そして、ママがママになった時に子どもが悩んでいたら話して欲しい。黙っていた方がお母さんを悲しませていたんだって気づいたの。おばあちゃん・・あの時、悲しかったんだって・・。だから」

何かイヤなことがあったり、悩んだ時は話して欲しい。ひとりで我慢して悩んでいる姿に気づくほうがママは悲しくなるから・・・。
そう伝えると「わかった。」と息子から返事がありました。
母に心配をかけたくないと思ったことが母を悲しませていた・・・。自分が母になってから、親の気持ちに気づきました。

続きます

ママ広場オリジナルマンガ「私をいじめたあの子との再会」は毎日更新します。おたのしみに!

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。

脚本・編集:ママ広場編集部   作画:dechi

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