冬休みに入ってすぐ、3泊4日のスキー教室へ行った小2娘。
その時は、私の心配をよそに「行きたい!行きたい!」とやる気満々だった娘。
前回のスキー教室でだいぶ滑れるようにはなっていたものの、一目で初心者とわかる滑り。(滑れない私が言うのもなんですが…)せっかく滑れるようになったんだから、体が覚えているうちにもう1回行かせてあげたい!と思っていました。
2回目は冬休み明けすぐの週末の予定だったのですが、インフルエンザに罹りキャンセルに…。
次のスキー教室は2月上旬の週末でした。インフルエンザが治ったころに「今回行けなかったから、次は2月の教室に行く?」と娘に確認すると「うん、行く!」との返事だったので申込みをしました。
しかし、2月が近づくにつれ…
「やっぱり行きたくない」
「ママと寝れないのは寂しい」
などと言うようになり、シクシク泣き出すことも…。
前回あんなに平気そうだったし、すごく楽しかったって言ってたのに!?まさか娘がこんなことを言い出すなんて…。2回目も喜んで行くとばかり思っていた私はビックリ。
泣くほど嫌がるならやめさせようかとも思いました。
でも・・・
1回目の教室に行くと決めたとき、娘と約束をしたんです。
『本当に○○が行きたいなら行ってもいい。でも、そのためにはたくさんの準備するモノとお金が必要で、簡単には行かせられない。1回だけでやめるんじゃなくて、ちゃんと滑れるようになるまで頑張って行くならいいよ』と。
子どもにお金のことを言うのはどうなのかな…とも思いますが、我が家では「これをやるのに、このオモチャ□個分のお金がかかるよ」とか「家族で焼肉に■回行けるくらいのお金だよ」と伝え、「それでもやりたい?」という感じで確認する事があります。その時の「やりたい」とか「ほしい」という気持ちだけじゃなくて、もう少し先の自分の気持ちを考えてほしいなと思うのです。確認することで「それならいいや」となることもよくあります。
スキー教室に行くと決めたときも同じように確認をし、「それでも行きたい。頑張る」と言った娘。まだ小2の娘。寂しいと思う気持ちもよく分かります。でも、自分で決めたことは頑張ってやって欲しい。前回は楽しく行けたのだから、ちょっと甘えているだけ。少し背中を押してあげれば頑張れるはず。
1週間ほど説得を続けても「行きたくない」と言い続けていた娘。
私は最終手段に出ました。
『モノで釣る』ことにしたのです。
たまたまコストコで見かけたアクアビーズのセット。普通のおもちゃ屋さんでは6,000円以上するセットが、なんと2,580円で売っていました。
我が家にはないパーツがたくさん入ったセット。娘も息子も当然欲しがります。
ここで私は「○○が頑張ってスキー教室に行けるなら、買ってあげてもいいよ」と娘に言ったのです。
娘はしばらく考えて「…じゃあ頑張って行く」と言いました。
モノで釣るなんて良くない方法かもしれません。
でも、頑張るきっかけがあれば娘は頑張れると思っていました。
この後、出発の日まで娘は「あ~、ちゃんと行けるかな~」と不安を口にすることはありましたが、「行きたくない」とは一度も言いませんでした。
出発の1週間くらい前に、教室の先生から今回のスキー教室の参加者に女の子が1人だけだと知らされても、「女の子いないんだってー。やだなー」と言うだけで「行きたくない」とは言いませんでした。
女の子が1人だけと聞いた私ももちろん心配でしたが、頑張ると決めた娘には「この前より絶対上手になるね!」とか「今回はスキー場で何食べるの?楽しみだね♪」とできるだけ前向きな言葉だけをかけました。
出発当日。
今回は金曜の夜から日曜までの2泊3日です。到着が遅くなるのでお風呂は家で済ませ、夜ゴハンはバスで食べれるようにおにぎり持参。
泣かずに行けるかな…。大丈夫かな…。と不安いっぱいの私でしたが、娘はさっさとバスに乗り込み、不安そうな顔は全く見せませんでした。
日曜日の夜。
帰ってきた娘の顔は、前回よりもずっと自信に溢れて満足感たっぷりでした。
先生もいっぱいいっぱい娘を褒めてくれました。
今回は参加人数が6人と少なく、たっぷり練習できたとの事。けっこう急な斜面を貸切で滑ったそうで、途中で足に力が入らなくなるくらいたくさん滑ったそうです。ポール練習の動画を先生が送ってくれたのですが、ポールのところでちゃんと左右に上手に滑っていて驚きました。
娘、本当に本当によく頑張りました!!!これからも色んなことにチャレンジしてね^^
今度は家族でスキーに行ってみたいな~♪(私はスキーもボードも滑れないけど…^^;)