【小学生のお手伝い】子供たちの変化に驚きと感謝!家庭環境の変化は子供の意識も変える!?

うちの子はアレもできないしコレもできない・・・。
やって欲しいけど無理かぁ・・・。
そんな風に自分の子どもを見ていたことを反省し、子ども達をもっと信じようと思えた出来事です。

小5の娘と小1の息子がいます。
前々から、子ども達には家事のお手伝いを少しずつやれるようになって欲しいなと思っていました。
今は私の仕事が午前中だけの短時間パートなので、家のことは私が全部やろうと思えばできる状態。
でも、『家事は全部ママがやること。ママがやってくれて当たり前』と思って欲しくない。『家事はみんなで協力してやること』と思って欲しい。
片付けや次の日の準備など、自分のことはもちろん自分でできるようになって欲しいし、子ども達にもできる家事はどんどん手伝って欲しい。

そんな私の思いは子ども達にすんなり届くはずもなく・・・
食事の準備をしながら「娘ちゃん、テーブル拭いて~」
食事の片づけをしながら「誰か2階に干してある洗濯物もってきてくれない?」 ※我が家は基本部屋干し
洗濯物を畳みながら「息子くん、お風呂の掃除してお湯入れて欲しいな~」
これらの私の言葉に子ども達は・・・
「えー。今そういう気分じゃない」
「イヤだ」「なんで?」「(お互いに)●●がやってきて」
「・・・(聞こえないフリ)」




全くやる気なしの2人。
怒って無理やりやらせることもできるけど、それじゃあ意味がない。
なんとか少しでも楽しみながらお手伝いをやってくれないかな~と考えてやってみた方法があります。
名付けて「お手伝いガチャ」です。(名付け:娘)
娘が持っていたオモチャのガシャポンマシンを貸してくれました。

子ども達にもやれそうで、やってくれたら助かることを10個。
楽しみをプラスするために「お手伝いなし」と「10円もらえる(お手伝いもなし)」の当たりも2つ入れました。
ルールは子ども達と一緒に考え、
・毎日1つは引くこと
・引いたものは絶対にやること
としました。

ガチャとは別でそれぞれに役割も与えてみました。

週3回のゴミ出しと、飼っているカブトムシのお世話。
黄色が娘で、水色が息子です。(年齢差を考慮して娘がちょっと多め)

さっそく次の日からお手伝いガチャ開始!

<1日目>
2人ともガチャを回すのが楽しくて、何個も出す。
自分が引いたものはちゃんとやってくれる。
(お、なかなかイイ感じ?)

<2日目>
昨日同様、楽しそうに何個も回してお手伝いをやってくれる。
(わーい!これは続くかも・・・?)

<3日目>
今日も何個も回す。
(いいね!やる気満々だね!)
でも、引いたけどやらないお手伝いも・・・。
(あれ?ルール無視ですか・・・??)

<4日目>
2人ともガチャをやらなくなる。
(飽きるのはやーッ!!)

という感じで、見事な3日坊主で終了したお手伝いガチャ・・・。
ゴミ捨てとカブトムシのお世話の当番も、最初の1~2回は当番表を見て進んでやってくれましたが、すぐにやらなくなりました・・・。

子ども達には「みんなが手伝ってくれないとママだけが大変になっちゃうから協力して」と何度も伝えましたが、気が向いたときにたまにやってはくれても習慣にはならないままでした。




でも、そんな子ども達が変わったきっかけがありました。
主人の単身赴任です。
元々子ども達にも家事を協力してほしいと思っていた私。
「やってくれたらいいな~」という気持ちから「やってくれなきゃ困る・・・」という気持ちに変わったきっかけでもあります。
『お手伝いガチャ作戦』は、単身赴任が始まる前に少しずつ習慣化してほしいと願ってやったことだったのですがあっけなく失敗に終わり、もう私が一人で頑張るしかないか~と思っていました。

しかし。
いざ主人がいなくなると、率先してお手伝いをやり始める子ども達の姿がありました。
私が何も言わなくても、食事の前後に「ママ、テーブル拭くね?」と拭いてくれる娘。
「誰か洗濯物畳んでくれないかな~」と言うと「も~、しょうがないな~」と言いながらも畳んでくれる息子(笑)
そんな嬉しいことが数日続き、「いつまで続くかな~。またすぐやらなくなっちゃうかな~」と主人と電話で話していました。

予想通り1週間も経たないうちに『率先して』はほぼやらなくなってしまった子ども達(笑)
でも、以前と違うのは、私がお願いしたら文句を言いながらもやってくれるようになったこと。
もちろんその時の気分でやらないこともありますが、主人がいたときと今では全然違います。

そんな子ども達の姿に、2人とも口には出さないけど「ママを助けてあげなきゃ」「自分もしっかりしなきゃ」という気持ちをちゃんと持ってくれているんだなと思いました。
主人がいるときは、やったほうがいいのは分かっていても行動には移せなかったことが、主人がいなくなって行動に移せるようになった。
今までは「できない」んじゃなくて「やらなかった」だけ。
本人たちが「やらなきゃ」と思うときが来たらちゃんとやれるんだなと思いました。




これってきっと何事においても同じなんですよね。
(いや、そりゃそうだろ!って感じなんですが、なんかピンと来てなかったんですよね・・・)
娘に関しては、とにかく勉強が嫌いで学校の授業は体育以外全部つまらないと言い、宿題もままならない毎日で悩みが尽きない私。
今までは「早くこの状態をなんとかしなきゃ」「やっぱり嫌がっても学習塾に行かせようかな」など思って焦っていました。
夫婦で娘の勉強について話をすると、決まって主人は「まぁでも、本人がやる気にならないとどうにもならないよね」「塾だってオレも5年生から行かされたけど、自分で勉強やらなきゃと思ったの中2くらいだもん。それまでの3年間の塾はホント無駄だったわ~」と言って話は終了していました。
そうかもしれないけど、そうは言ってもさぁ!!それっていつなの!?娘にも本当にそんな時が来るの??とモヤモヤしていた私。
今回のお手伝いに関しても、再三言ってもやってくれない子ども達を見て、うちの子ども達にはできないんだ。何を言ってもダメだ・・・と諦めかけていました。
でも、主人の単身赴任というきっかけで子ども達の意識が変わったのを目の当たりにし、「あぁ、本人がやる気になるだけでこんなに変わるんだ」と実感しました。
そのおかげで、娘の勉強嫌いに対しても少し気持ちに余裕を持って考えられるようになりました。
もちろん、だからといって何もせずただ娘がやる気になるのを待つだけではありませんが(笑)これからも娘が興味を持てそうな学習法を探して提案してみたり、喧嘩しながらでも宿題に付き合ったり・・・は続けていきます。

今回、いざとなったらちゃんとやれる子たちだというのが分かったのは私にとってとても大きな収穫でした。
「その時」が来ると信じて待つのは根気もいるし不安もありますが、これからいくつも出てくるであろう子どもの悩みに対して、子ども達を信じて根気よく付き合っていこうと思えました。

ちなみに、今ではゴミ捨ては息子の役割に定着しつつあります!

みはるママ
小5娘と小1息子の2児のアラフォーママ。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事