「もしかして・・兄ちゃんと住むのか?」と聞かれて呆れ返る美月さん、「はぁ~・・もう本当イヤ」と思いながら、明日会社だからと電話を切り眠ることに。その後は、お義母さんからもタクヤさんからもメールの嵐・・。でも、もうしばらくヤキモキしてもらおうと寝てしまいました。そして翌日、仕事に行く時に「美月ちゃんが鍵を返しに来る」と伝えたお義兄さん、どうしてお兄ちゃんが!?と動揺するお義母さんとタクヤさんを残し、サッサと仕事に出かけるのでした。
嘘から始まる敷地内同居[14]家も建てて「あげた」?上から目線の文句に限界
「お家の鍵、お返しします」
美月さんが義実家に行き、家の鍵を返しました。
「・・・どういうことだよ!」
と怒り出すタクヤさん、
「どういうことって?」
と美月さんがたずねると
「何が不満なんだよ!」
と怒鳴り出して・・
そしてお義母さんまで
「・・そうよ、美月ちゃん!何が不満なの!?
家も建ててあげたし!
家事だっていろいろしてあげたじゃないの!!」
と言い出して・・
「ピキッ!!」
「家も・・建てて・・『あげた』?」
美月さんの中で・・何かがプチンッ!と音を立てて切れました・・。
「お世話になるのは3年くらいという約束でした。
そして、家に勝手に入られるのがイヤでした。
荷物を勝手に開けるのもイヤでしたし・・
私の名前で宅配を注文するのもイヤでした。」
美月さんが、お義母さんにそう伝えると
「文句ばっか言うけどさぁ、ご飯作ってくれることとか、
最初は喜んでたじゃん!」
そう、食って掛かるタクヤさんに
「タクヤ、私聞いたよ。
あのお家は、最初からタクヤと私が住むために建てたって・・
内緒にしてたでしょ?」
と、そう言って美月さんはタクヤさんを問い詰めるのでした・・。
[15]に続きます。
「嘘から始まる敷地内同居」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本・編集]ママ広場編集部 [作画]dechi