我が家には、同じ高校へ通う息子(高3)と娘(高1)がいます。
2歳違いの兄と妹。
幼・小・中・高と、同じ学校へ通うことになりましたが、同じ学校へ通う兄妹を見ていられるのも、今年度だけだろうな、と感じています。
ここまで育ってくると、兄と妹にも歴史あり、なんですよね。
幼稚園時代
幼稚園では、自分のクラス(年少さん)に居られず、しょっちゅう脱走しては、ずっと兄の年長クラスに入り浸り、お姉さん達にお世話されていた娘。
当然、「〇〇君の妹」と周りに認知され、知らない年長さんからもチヤホヤしてもらえてご満悦な妹。気が散るので、なんとか妹を年少クラスに帰したい兄。
園庭で娘が鼻水を垂らしていたら、自分の兄ではない、どこぞのお兄さん(年長さんの誰か)がティッシュで鼻を拭いてくれたこともあったらしいです。お兄さん、ありがとう。
ほんとの兄は、何してたー( `ー´)ノ?
小学校時代
小学校では、1年生になった娘が、お友達と校庭で遊んでいると、知らない上級生(やはり兄の同級生)の女の子達から、「あなたが〇〇君の妹?名前なんていうの?〇〇君って、おうちで何して遊んでるの?」などと質問攻めにされて休み時間が終わること数回。
この頃から、娘も、同級生から「△△ちゃんのお兄ちゃんって、どの人?」と聞かれるようになり、息子の方にも「〇〇君って、△△ちゃんのお兄ちゃんなの?」という質問が入るようになり...。
一度、私が洗濯物をしまうとき、まったく同じ学校指定ジャージ(微妙なサイズ感の違いとネーム刺繍のみで区別)をしまい間違えて、息子が娘のジャージを学校に着ていってしまう事件が発生。
一日中、本人も親も先生も気づかず、放課後になって、息子が友達から「なんで今日は妹のジャージ着てるの?」と聞かれて初めて気づき、「穴があったら入りたい。」という気持ちを実感として知ったそう。
ごめん、お兄ちゃん(^▽^;)。
中学校時代
地元の公立中学校に進学したので、同じ小学校から進学した子達の間では、息子と娘が兄妹であることは、ほぼ全員に認知されている状態。
が、別の小学校出身の友達は、「〇〇の妹を見に行く」「△△のお兄ちゃんを見てくる」などと、教室まで見物に行ったりするようになり、兄妹であることを話題にされることを互いになんとなく嫌がるように...。
そして、みんな知っているのに「妹なの?」「お兄ちゃんなの?」の質問には、そろって「違う。」と答えるようになる謎。
思春期だわぁ(´艸`*)。
高校時代
そして今、高校時代。
残念ながら、娘の入学式後まもなく休校になったため、お互いの同級生からチェックされることは未だ無いものの、兄と妹の距離感は、今までの中で一番遠く保たれている感じです。
数日間だけ登校したときも(電車通学)、絶対に同じ車両には乗らない。なんならホームに並ぶ段階からできるだけ離れた列をキープ。駅から学校までの徒歩ルートも、敢えて距離を取って歩く。同じ部活でも他人の振り。
なかなかの徹底ぶりだこと(^▽^;)。
こんな感じで、成長と共に距離は取るようになりましたが、きょうだい仲は悪くないと思って見ています。
息子と娘が同じ学校に通う様子を見ていられるのも、おそらく今年度が最後というこの大事な年に、予想もしなかった休校...。
学校行事など、同じ場にいる兄妹を目に焼き付けたいと思っていたので、諸々の行事の中止に次ぐ中止が、残念でしかたありません。
でも、くよくよしてもしかたない。
2人とも健康で、そろってこんなにステイホームしてくれていることなんて、小学校以来であることを思えば、今のこの休校期間も、貴重な兄妹の時間です。
ときどき、リビングで、同じ学校だからこその共通の話題で盛り上がる兄と妹の姿。
これも2人の歴史の1ページ。
大事にしよう。