前回の話
まるさんがさなかちゃんに貸したマンガに落書きがされていたため弁償してもらったものの、何も知らされていないさなかちゃんのお母さんからお金をもらっているはずがなく、どうやってマンガを買ったのか気になったまるさんのお母さんは、さなかちゃんを問い詰めました。買ったと言い張るさなかちゃんですが、お金はどうしたのか、とうとう話し始めました。
母が私の友達に冷たい[83]
「家に寄るまで帰らないからスーパーうろうろしてると」と、さなかちゃんは弁償のためのマンガを買うまでのことを話し始めました。
スーパーで買い物中の大人が「お嬢ちゃんどうしたん?1人か?」とたいてい誰かは声をかけてくれるのだそうです。
それで、夜まで家に帰れないのだと大人に話すと、
ひとりぼっちでウロウロしているまだ2年生のさなちゃんに、お菓子やパンをくれる人がいるそうなのです。
親切な大人が手を差し伸べることもあるでしょう。まるさんのお母さんは「うん。それで?」と、内心ではそれがどうマンガの弁償に繋がるのか話が見えずにいました。
さなかちゃんは、「その時にね、こう言うの。」とまるさんのお母さんに説明しました。
「これ持ってウロウロしたり食べてたら万引き疑われちゃうからレシートも下さい。」
え!?一体どういうことなのでしょうか。
さらに「あと、もらったお菓子、お姉ちゃんにも分けてあげたいの。でも私がお金持ってないのお姉ちゃん知ってるから」と言うこともあるようです。
「買ってもらった、ってレシート見せればお姉ちゃんも安心するからお願いします。って。」お菓子やパンをくれた親切な大人から、どうしてもレシートももらいたいようです。まるさんのお母さんは、まるで意味がわかりませんでした。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
お菓子をくれる大人への対応が既に決まっていて、決められたとおりに演じているように見えるさなかちゃん。なぜレシートにこだわるのでしょう。疑われるだけが理由ではなさそうです。