前回の話
子どもの頃には気づかなかった(お母さんも伏せていた)事実を大人になった今知ったまるさん。小学生の頃、貸したマンガを落書きだらけで返してきた同級生さなかちゃんに小さい弟がやってしまったことだと言われて信じていたのに全くの嘘でした。お母さんが弟に手がかかるから授業参観に来れなかったというのも嘘。そもそもさなかちゃんに弟はいないのでした。お母さん曰く、さなかちゃんはまるさんのことが羨ましかったようです。
母が私の友達に冷たい[81]
まるさんへの嫉妬心からか、遊びに来た時にダイニングのまるさんが座る席のテーブルに腰を下ろしていた事実を聞き衝撃を受けるまるさんです。
まるさんは小学生の頃、さなかちゃんが遊びに来るたびに服を盗まれていましたが、他にもさなかちゃんが服を盗んでいたご家庭はひとりっ子ばかり。「妬みがあったんかもな」とまるさんのお母さんは言いました。
そうとは全く知らずに、さなかちゃんの悪さは伏せられて子ども時代を過ごしていたまるさんです。
お母さんは、落書きだらけにされて勉強してもらったマンガの真実についても話し始めました。
まるさんのお母さんは、本当にさなかちゃんが買って弁償してくれたのか疑問に思い、さなかちゃんのお母さんに直接聞きに行ったのだそうです。
まるさんのお母さんの想像通り、自分の娘が友達から借りたマンガを落書きだらけにして返したことも、弁償したことも全く知らなかったさなかちゃんのお母さん。弁償するためのお金を渡していないにもかかわらず「でもまあ、弁償したんですよね?じゃ、一件落着ってことで。」と心配など微塵もしなかったようです。
おかあさんの話を聞いて、まさか万引きしたのではと驚きと心配が襲ったまるさん。
まるさんのお母さんも万引きを疑い、今度はさなかちゃんを直接問い詰めたというのでした。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
お母さんにお金をもらわなければ、さなかちゃんはマンガの弁償はできないはずです。さなかちゃんのそれまでの言動から、ついまさか、とつい疑ってしまいます。