子どもの自己肯定感を高めたい!意識し過ぎていた私が辿り着いた「やるべきこと」の答え。

自己肯定感という言葉は親になって初めて知りました。
自己肯定感とは、『自分は存在価値がある、愛されているのだとポジティブに考え、ありのままの自分を認めて受け入れること』ですが、具体的に自己肯定感が高いとどうなるの?

自己肯定感が高い人の傾向は?
・自分に対して安心感がある
・自信があり、能動的
・周りに振り回されない、
・物事を肯定的に受け止められる
・自然な意欲で行動に移せる
・自分を肯定的にみられる
・物事を肯定的に受け止められる
・自分を尊重するように他者も尊重できる
・人との違いを受け入れられる
・感情が安定している
・生きるのが楽
・問題解決能力が高い
・失敗を成長の糧にしていける
・他者の意見を聞くことができる
・人の評価に振り回されない
・人をジャッジしない
・人間関係が良好
・自分の考え(意見)を伝えられる
・自分の人生は自分で決めている感覚
・主体性が高く、自分軸

息子がこれからいろいろな人に出会い、問題にぶつかり、乗り越えなければならない試練があることを考えると、どのような場面においても自己肯定感が高いか低いかが大きく影響するはず。
高い人の方がはるかに楽しい人生のはず!
親としては、自己肯定感を精一杯高められる努力をしよう!と思いました。




 

自己肯定感には2種類あるらしい

自分の方ができる、先生に褒められた、自分の方がかっこいい。
このように、まず一つは誰かと比べたり誰かに評価されることによって得た自信からくる自己肯定感で、社会的自己肯定感というそうです。
ただこれは、失敗や叱責、批判などによって壊れやすい感覚です。

もう一つは、長年の積み重ねでしか得られない、揺るがない自己肯定感です。
冒頭で書いたような、あるがままの自分を認め受け入れる自己肯定感で、これを絶対的(基本的)自己肯定感というそうです。

亡き祖母の「よそ様と比べんでよか。」という言葉を思い出しました。
ずいぶん昔の話ですが、70歳過ぎて平屋の屋根の修理にはしごで登っちゃうおばぁちゃん。
しかも修理中にはしごを誰かに持って行かれてしまい、呼んでも誰も気づかなかったからって...
飛び降りてみちゃったおばぁちゃん!
(当然)足を怪我して、どうして飛び降りたの?!との家族からの質問に平然と「こんっくらいの高さじゃったら飛べるっと思た」って。
そんな祖母の「よそ様と比べんでよか。」という言葉。
確かにね。比べられる必要ないもんね。今になってすごく響きます。




子どもの自己肯定感を高めていると思いきや...

さて、絶対的自己肯定感を高めるには、ほめることがとても大切だそうですよ。
ほめ方にはポイントがあり、
・具体的にほめる
・過程をほめる(失敗しても挑戦したことをほめる)
・他者と比べない、比べるなら過去の本人と比べてほめる
なのだそうです。

有効なほめ方があることを知らないうちは、ただ『ほめる』という情報だけを拾って
「すごいね~、できたね~」
「上手だねぇ。もう一回やって」
のように具体的に、あるいは過程をほめるということをしていませんでした。
今思うと、このように漠然とほめるととても嬉しそうな顔をするのですが、”これをやったらママが喜ぶ”とか”ママがニコニコしているから僕も嬉しい”という笑顔だったんだろうな。

現在4歳の息子をほめるときは、自己肯定感を意識して
「3歳の時よりこんなにジャンプできるようになったねぇ。やっぱりご飯をたくさん食べるからだねぇ。」
失敗したとき、叱った後でも
「これをやりたかったんだね、そうやって自分で考えたことは良いことだけど、ここに上ったらグラグラして危ないよね」
などと、息子が理解しやすいように伝えるようにしています。

それでふと気づいたのですが、こうして”ちゃんと”ほめようとすることによって、私は以前よりも息子自身のことや息子のしたことをよく見ているのではないかな。
よく見ていないと、具体的に、または過程をほめられないから。

また”自分でやりたい”が炸裂中の息子は、時々危なっかしいことをやろうとしているのが見つかって私や夫に注意されると、「でもね、これを自分でやってみようと思ったの!」と主張してくるようになりました。
これは進歩なのかな?

そして、もうひとつ、気づいたことがあります。

自分と向き合うことになる

自己肯定感について検索していると、
「自己肯定感を低くする親のNG言動」とか
「親の間違ったほめ方/叱り方」とか
『ダメ』が前面にでている記事に遭遇するんです。
そしてそれらの『ダメ』の中のいくつかには、心当たりがあってドキッとしてしまいます。

けれど、ここで「あぁ私ってダメ親なんだ」とか「私のせいで子どもの自己肯定感が低いんだ」
などと思って落ち込んでしまうわけにはいきませんよ。

これは罠だ!親の自己肯定感が今ここで試されている!(笑)
私はそう思うようにしています。

子どもの自己肯定感を高めるような育て方をしたいと思うほど自分と向き合うことになり、
今まで思い出しもしなかったような、自分の両親に言われたことやその時の状況がどんどん思い出されます。
こんなにも自分の性格や考え方を分析することになるなんて。

でも面白いもので、自分自身の分析をして、結果を受け入れられたら
昨日の私よりもこれからの私の方が自己肯定感が高まっているのではないかな。

あれ?
子どものより良い成長を思って自己肯定感を意識していたつもりが
自分と向き合い、自分を受け入れられるか試し、前に進もうとしている??

もっとシンプルに考えよう。
自己肯定感という、最近よく見聞きする言葉を意識しすぎました。
つまりは、
パパもママも、何があってもあなたの味方だよ。
みんなと違ったっていいよ!自分と周りがニコニコしていたらOK!

私は息子にそう伝えたいです。




息子がいちばんキラキラした顔をする言葉

息子がしたことをほめたり、一日に何度かハグをして大好きと言ったりすると
もちろんとても嬉しい顔をしてくれます。
ほめられたら誰だって嬉しいし、自信になるのは間違いないと思うので、"有効なほめ方"は今後も続けていこうと思います。

その一方で、これは私の個人的な感覚でしかありませんが
「ありがとう」といった時の顔がいちばんキラキラした良い顔をするように思います。

「約束を守ったんだね、ちゃんと覚えててくれてありがとうね。」
「お皿をキッチンに持ってきてくれたの、助かるぅ、ありがとう!」などです。

照れくさそうな、嬉しそうな、お兄ちゃんの顔になって頷くんです。
そして「はい、どいたしましって」とニコニコ顔。

別にありがとうの理由まで言わなくても、些細なことでも、
ただ目を見てニッコリ「ありがとう」と言うだけなんですけど、
もしかしてこの言葉は、
あなたを認めているよ
あなたの存在は大切だよ
あなたのおかげで私はハッピーだよ
それらの言葉を全部ギュッと詰め込んでいる魔法の言葉なのではなかろうか。

一度頭の中がカオスになった私には
とてもシンプルに息子の自己肯定感を高められる魔法の言葉が見つかったように思いました。

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