遊んでるけど誰も知らないお兄ちゃん。公園から帰った小2息子の話を聞いていたら怖くなった。
Portrait of smiling little boy in helmet riding bicycle in city park

私が大げさなのか過保護なのか・・・
先日、いつもの公園から帰ってきた小2息子が楽しそうに話すのを聞いているうちに、怖くなった話の前編です。皆さんはどう思いますか?
※友達の名前や公園名は仮名です。

大学生のお兄ちゃんが遊んでくれた

いつものように近所の公園へ遊びに行った息子が、約束の時間よりも15分ほど早く帰ってきました。
その日も、いつものように公園に集まった友達5、6人で鬼ごっこをして、自分は最後まで逃げ切れたという報告を楽しそうにし始めました。

「ぼくね、大学生のお兄ちゃんにもつかまらなかったんだよ」

お兄ちゃん?
あれ?と思いましたが、公園には普段から少し大きいお兄ちゃん(中高生)たちもサッカーや野球をして遊んでいることもあるので、その日は息子たちの鬼ごっこに付き合ってくれた優しいお兄ちゃんがいたかな?とその時は思いました。
まあ、息子の言う「大学生」は、すごく大きいお兄ちゃんってことかなぁ、と。

なので、よかったね、遊んでくれたお兄ちゃんたちがいたんだね。
と言って、サラッと聞き流していました。

「それでね、次の公園でもおにごしたらね・・・」
息子の話は続きます。
このところ待ち合わせをして一緒に公園へ行っている友達のミキヤ君は、ひとつの場所にすぐ飽きてしまって近所の公園へ次々に移動するらしく「時間がもったいないんだよ」と息子が言っていました。
息子はいつもボイスメッセージ機能付のGPSを持っているのですが、その日もいつもの富士山公園へ到着してしばらく経つと別のタコ公園へ移動し、すぐに今度は一番遠いなわとび公園へ移動し、また最初の富士山公園に移動していたのを私は確認していました。

富士山公園なら歩いて5分ほど。遊具も大きい広場もあるのに、一番遠いなわとび公園なんて20分ほどかかります。約束の時間ギリギリまで遊びたいだろうし、鬼ごっこなら富士山公園でじゅうぶんじゃない?と、めんどくさがりの私なら思ってしまいますが、そこは子供達の都合も色々あるのでしょう。

「・・・それでタコ公園でもお兄ちゃんより速く走れた!」

え、自慢げに言ってるけどちょっと待って。
お兄ちゃんも一緒にタコ公園に来たの?その人は誰かのお兄ちゃんなの?

「え?違うよ?知らないけど優しいお兄ちゃんだよ。僕たちが自転車でタコ公園に行く時に一緒に自転車で来たの。」
私の顔つきが変わったのを察知し、息子はすごく優しいお兄ちゃんだよと強調しました。

そのお兄ちゃんが遊んでくれたお話、もっと聞かせてくれる?
息子が「悪いことした?ママに怒られる?」と感じて口をつぐんでしまわないように、興味ある振りの笑顔を作って聞きました。

遊んでるけど誰も知らないお兄ちゃん

息子の話によると、そのお兄ちゃんは大学4年生と言っていたそうです。
息子が友達と最初の富士山公園へ着くと、いつも公園へ集まる友達のひとり、ゴロウ君とそのお兄ちゃんがキャッチボールをしていたそうです。でもゴロウ君の兄弟ではなく、ゴロウ君も名前は知らないのだそう。

その後、2年生の友達が集まってきたので、そのお兄ちゃんを含めて野球をしたりおにごっこをしたりして遊んだそうなのですが、そのうちミキヤ君が例によって「タコ公園に行こうぜ」と言い出し、5、6人の友達は自転車で5分ほどのタコ公園へ移動しかけると、「僕も行く」と言って、お兄ちゃんも自転車できてまたそこで鬼ごっこをしたのだそうです。

お兄ちゃんは最初からひとり。
息子の友達は誰もそのお兄ちゃんの名前を知りません。

え。大学4年生ってもう大人でしょ?兄弟でも保護者でもないのに小2の集団について来てまで、鬼ごっこなんてする?
私は怖くなってきました。きっともうみんなの名前を知られたよね。こっちは知らないのに・・・。

お兄ちゃんが自転車でついてくる

タコ公園は5分ほどで飽きてしまったミキヤ君。今度は更に10分ほど先のなわとび公園へ行こうと動き出すと、またお兄ちゃんも一緒に来たのだそうです。
なわとび公園には更に何人かの2年生の友達がいて、そこで息子たちはバスケットボール、ドッチボール、鬼ごっこと思い思いの遊びをするのにグループがバラバラになってしばらくそこで遊んでいました。

息子の話しぶりだと、誰もお兄ちゃんを嫌がったり不思議がっている様子がありません。
ただ、一緒に遊んでいる友達が一緒に移動してきたくらいの感覚です。

そのお兄ちゃんはなわとび公園でも鬼ごっこ。つまり、息子と一緒に遊んでいたようです。
ヒヤヒヤしながら息子の話を聞いていました。

そのうちに、鬼ごっこをしていたミキヤ君がまた「やっぱり富士山公園が良かった」と言い出したので、家に一番近い公園で遊びたかった息子は「ぼくも行く!」と言って他のグループの友達に「行くねーバイバイ」と声をかけて回っているうちに・・・ミキヤ君とゴロウ君が息子を置いて二人で行ってしまいました。
仕方なくひとりで富士山公園へ息子が戻ると、ミキヤ君とゴロウ君、そして・・・お兄ちゃんが遊んでいたのだそうです。

すごく怖く感じるのは私だけでしょうか。

後編へ続きます

トラのママ
マイペースな小2息子を溺愛しつつ勉強がちょっと心配なフルタイムワーママ

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