【前編】子ども悔しい思いをしたときに親としてどんな言葉をかけたらいい?つのだデンタルケアクリニック院長角田先生にうかがいました!

子どもが悔しい思いをしたとき、親としてどんな言葉をかけたらいいの?そんな悩みに、選択理論心理士でもあるつのだデンタルケアクリニック院長、角田智之先生に、前後編にわたってお話を伺いました。
今回は前編です。

なぜ、くやしいと思うの?


なぜ、くやしく思うのでしょうか?
それは、“もっと良くなりたい!”、“もっとできる!”ということの裏返しではないでしょうか。
もとから“自分なんてこんなもんだ”と思っているお子さんはくやしがりはしないと思います。くやしさは、成長の原動力です。
物事に失敗はありません。あるのは成長と学びだけです。“人は逆境にて成長し、順境にて衰退する”という言葉があります。逆境を乗り越えたからこそ、新たな世界が目の前に広がります。
逆にいえば、逆境がなければ成長した新しい自分に出会うことはできません。スポーツ選手も企業人も、その道で卓越した成果を上げている人は、必ず乗り越えています。
ただ、私たちが見るのは、その人たちの断片的な情報に過ぎません。世間は、その卓越した成果を手にするために、あきらめず努力したエピソードにフォーカスすることは少ないと思います。

子どもがくやしい思いをした時にかけたい言葉

かけたい言葉として、例えば“エジソンは知ってるでしょ。エジソンはね、電球を完成させるのに1万回失敗したんだって。普通の人は10回失敗したらあきらめてしまわないかな。でも、エジソンはあきらめなかった。必ず完成できると自分を信じていたから。だから、完成したあと記者に「1万回も失敗したのに、なぜあきらめなかったのですか?」と聞かれたとき、こう答えたそうよ。「失敗なんかしてません、1万通りのさまざまなやり方を発見しただけです」ってね。そう思ったら、くやしい思いが宝物に見えてこない?神さまが、あなたはできる!と信じているからこそ、成し遂げるために必要な事を用意してくれたのかもね”といった声かけもあるかと思います。
今回は、子どもがくやしい思いをしたときにかけたい言葉について、お話ししました。次回は、くやしい思いをした子どもへの対応方法についてお話しします。

後編へ続きます。




[執筆者]

角田智之先生
つのだデンタルケアクリニック院長
歯科医師
日本選択理論心理学会認定選択理論心理士

[プロフィール]
予防歯科と口腔外科、舌痛症診療を中心にした診療を行っています。予防歯科は唾液検査を実施し、患者さん一人ひとりにデータに基づいたオーダーメイド予防プログラムを提供することで、地域における歯科疾患の予防に努めています。
原因不明の舌の痛みを主症状とする舌痛症は心理的要因にて発症するといわれており、メンタルヘルスが大きく関わっていると考えられています。当院は、数少ない舌痛症を診療するクリニックであり、なかでも薬を使わず心理療法のみで改善することに力を入れています。オンライン診療も行っており、患者さんは全国から受診可能な体制を整えています。そのほか、メンタルヘルスに関する相談も行っています。
心理的側面からの身体への影響は計り知れないものがあり、少しでも心理療法を通して、困っている患者さんのお役に立ちたいと願っています。

つのだデンタルケアクリニックホームページ
http://www.tsunoda-dentoral.net/

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