「ダメ」をどう伝えてる?園児の息子に試して効果があったこと、なかったこと。

子育てをしていると、「これはやっちゃダメよ」を教えなければいけない場面に遭遇しますね。
遭遇というか、毎日ダメダメ言ってませんか?

お食事中にウ〇チの話をしちゃダメ
マンション住まいの我が家は夜にジャンプや壁をたたいたりしちゃダメ
テレビを観過ぎちゃダメ
道路に飛び出しちゃダメ
キッチンに入っちゃダメ
知らない人について行っちゃダメ・・・
ダメは果てしなく続きます。



でも、「ダメ」と言ってピタリとやめるはずもなく・・・
息子が4歳くらいの時、『子どもにどう伝えたら「やっちゃダメ」がヒットするのか?』についていろいろな方法を試してみた結果を報告したいと思います。

怖い顔と声でダメと言ってみる。
最初の何回かはすぐにやめました。いつもと違う私の怒った顔が怖かったから思わず行動が止まったという感じでした。
でも、「今」ダメと言われて手を止めたけれど、「ママが怒った」ということの方が心に刻まれたようで、「なぜ?」はあまり残らないようです。年中さんくらいになると、慣れ、照れ、ちょっと反抗もあって、言えば言うほどふざけるということも。
私自身も、息子は何か行動しようとする前に「これはいいの?」「これやったら怒られる?」と確認しないと行動できない子にならないだろうか?という疑問を持ち始めました。
たまには効き目があるけれど、「伝え方」としては良い方法ではないようです。

危ないと何度も繰り返し伝えてみる。
繰り返し危ないよ、とつい言いがちです。でも、何度も繰り返すうちに、世の中なにもかも危ないような言い方になってきてしまいます。
危ないって何が?どこが?って思うよなぁ私なら。と思い始めました。
(実際「危ないよ」では息子に全く響いていない様子。)

逆に、絶対にしないように気をつけていることは、
「やめなさい。(誰かに)怒られるよ。」と子どもに言うことです。
なんだかとても無責任な気がしてしまうのです。
ママは怒らないけど誰かに怒られちゃうよ、と聞こえるし、子どもが「怒られなければ、さらには見つからなければいいの?」という考えになってしまうのも心配。





いろいろ考えた結果、息子が4歳くらいの時から「やっちゃダメ」を伝える時に、私は次の3つの事をやるようにしています。

1.具体的に息子がわかりやすい例えで、それをやったらどうなるのか教え、「だからやらないよ。」という結果に納得させる。

※かなり盛った話、なんなら作り話もありです。
「家の中でドシンドシンしたらどうなるか知ってる?急に大きい音がするから下に住んでいる人がトラが恐竜になったと思って怖いんだよ!寝ている赤ちゃんも起きて泣いちゃうんだよ~。」
「テレビばっかりず~っと観てるとね、目も頭も痛くなってきて、かっこいいレゴが作れなくなっちゃうんだよ~、怖いんだよ~。」

2.身振り手振り、または顔芸で伝えるのはかなり効果的。

情緒豊かに表現しながら「道路に飛び出すとね、見て見て、こんなふうに車にドーンってぶつかって死んじゃうんだよ。死んじゃうって知ってる?もうずっと起きられなくなってパパにもママにも会えなくなっちゃうんだよ。そんなの嫌だな。悲しいよぅ。」→もはやひとり演劇です。

3.時々自分がわざとダメな行動をしようとして子どもに怒られてみる。そして「どうしてやっちゃダメなの?」と聞いてみる。

「今日さ、優しいお姉さんが『ママに頼まれてお迎え来たよ。ママが待ってるから一緒に行こう』って保育園に迎えに来たらどうする?」
息子は考えてこう答えてくれました。
「ダメで~す。パパとママに会えなくなっちゃうよ。」

「ちょっとキッチンでボール遊びしよう!」
「ダーメッ!あっちっちぃだよ!」

これをやったら何か良くない結果になるということが伝われば息子は理解できるようで、理解したら納得し、今度は誰かに教えてあげたくなるようです。
トラはぬいぐるみ相手に、「ダメだよ、車ドーンするからね。ここで待っててね。」などと言って遊んでいます。
「そっちへ行ったら危ないよ。」
「お利口さんにしてて。」
などはつい言ってしまいがちですが、私の経験上、抽象的な「やっちゃダメ」は、子どもの耳をただスーッと抜けていくだけのようです。

もうすく小学生になる息子にとって、最近は「トラはもうすぐ小学生のお兄ちゃんなんだから」がかなり有効です。
「あ、そうだった。」と、嬉しそうにやめますよ。(笑)

トラのママ
大相撲大好き年長さん息子の子育て真っ最中ワーママ
Twitter:トラのママ@バネッサパースキー・ジャパン(@vperske_jp

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