前回の話
「好きだけど付き合えない」と言うレンと曖昧な関係を続けている大学生のミカ。いつものようにレンのバスケの集まりについて行ったミカが練習終わりに声をかけると、レンは「友達の相談に乗るから先に帰って」と言って女友達を優先。落ち込むミカが一人で歩き始めると「あれ?今日はひとり?」とレンの友達に声をかけられました。
献身女子とハリボテ王子[8-1]彼の友達に呼び止められる
声をかけてくれたのは彼の友達のアツシさんでした。「あ・・・アツシさん。・・・はい。レンは友達の相談に乗るって話してて」と一人で帰る理由を話しました。するとアツシさんは「あー・・・」と少しためらった後、
「ミカちゃんって、レンと付き合ってるんだっけ??」とズバッと聞いてきました。「・・・いえ。まだですけど」悔しいけれどそう答えるしかない私。
アツシさんはさらに「そっか。レンとは付き合えそう??」と突っ込んで聞いてくるので、私はちょっとムッとして「どういう意味ですか??」と聞き返しました。すると「いや・・・??ミカちゃんは、レンといて悲しくならない?」とアツシさんは視線を落としながら聞いてきたのです。
「ならないですよ?すごい優しいですし・・・」私はいつも優しくしてくれる彼のことを思い浮かべながら、アツシさんにそう返しました。
次のページ
----------------
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。