子どもが学校に行きたくないと言い出したら、どうケアする?マナーアドバイザーの視点からお伝えします!

子どもが学校に行きたくないと言い出したら、どうケアする?
子どもが学校行きたくない!と言い出したり、学校へ行く支度をなかなかやってくれなかったり・・・そんな悩み、ありませんか?
そんな時どうやって向き合えばいいかを、マナーアドバイザーである浪越あゆみさんにお伺いしました。



学校に行きたくないと言い出した!そんなとき、できることは?

今回は、子どもが学校に行きたくないと言い出したときどうケアすれば良いかを、私なりの考えをまとめてみました。
(1)「そうだよね、休み明け行きたくないときあるよね。ママもそんな日あるよ」という感じで、まずは子どもの声に耳を傾け共感することを意識します。
(2)子どもが落ち着いてきたら、「どうする?学校行ってみる?それとも今日は無理そう?」と選択肢を与えてみます。
(3)子どもが「行ってみる」といった場合も、それで安心せずに、「頑張って行ってみるんだね。
でももし、学校行ってみてどうしても体や心がしんどくなったときは、無理せずに先生に気持ちを伝えるんだよ。」と言います。
逃げ場所があることを伝えることで、子どもは安心すると思います。
(4)子どもが「今日は無理そう」といった場合は、まずは「正直な気持ちを聞かせてくれてありがとう」と素直に言えたことを褒めてあげます。
休みたくなる理由や学校に行かないことはダメというニュアンスのことを伝えるのは控え、出来る限り雑談などを通して気持ちを違う方へ向けることで、子どもの気持ちも落ち着いてくると思います。
(5)子どもが落ち着いて気分が良さそうなタイミングで、学校のことを聞いてみるのも良いと思います。
親としては、何が原因で行きたくないと言っているのか気になることは当然だと思います。原因はさまざま考えられると思います。

●友達関係
●先生との相性
●勉強が嫌い(分からない)
●体育・運動が苦手
●家が好き(家族と一緒にいたい)
●体が不調

原因を聞くことができたら、まずは子どもに「ママが何か力になれることあるかな?」と聞いてみましょう。
理由が分かった途端、親が勝手に動いて学校に連絡したり友達に連絡したりすることで、ますます子どもが学校へ行きにくくなるケースもあります。
対処法は子どもと一緒に考え、作戦を練っていきます。
学校に行くのは子どもです。親が強制的に無理やり連れていくことは、子どもにとって不安で仕方ないと思います。
子どもの年齢にもよると思いますが、自分の気持ちを伝えられる年齢の子どもからは、子どもの気持ちをまずは 1 番に聞いてあげることが大切だと思います。
子どもの話に耳を傾ける。子どもの話を最後まで聞く。
子どもが何か話そうとしているときは、「ちょっと待って」「あとでね」などの言葉は極力避け、出来る限り、そのタイミングで手を止め子どもと同じ目線で話を聞いてあげるようにします。

ちょっとしたコツで、相手が安心して話せるようになることも

相手が安心する話し方は、お臍を相手に見せながら話を聞いてあげることです。
理由は、お腹はとても大切な場所です。その大切な場所を相手に見せることで、相手を安心させることができると思います。
人は不安なとき、誰かに話をゆっくり聞いて欲しいと思っています。
心の内を誰かに聞いてもらうだけで、気持ちがスッキリすることがあります。是非、子どもの話を聞く時は、手を休め体の向きにも意識を高めていくといいと思います。




浪越あゆみ

経歴
研修講師歴 12 年
マナーアドバイザー、アンガーマネジメントファシリテーター・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター・石田勝紀ママカフェ認定ファシリテーターの資格をもつ。
元 CA の経験を活かし、これまで約 4 万人の方へ研修や接客アドバイスなどを行う。
「研修のための研修ではなく職場で実践した くなる研修」がモットー。
企業や学校関係での研修の他に大学の非常勤講師としても活動する。

マナーアドバイザー

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