【就学児向け】子どもの歯磨きが上手くできない。仕上げ磨きのコツについてヨコデンタルクリニック院長の横引先生にお伺いしました。

子どもが歯磨きを上手にできるようにしたい。仕上げ磨きのコツは?
そんな質問に、ヨコデンタルクリニック院長の横引良評先生からお答えいただきました。

小学生のお子さんの歯磨き

お子さんの歯磨きについて、永久歯が生え始まる小学校低学年、永久歯が生え揃う小学校高学年にわけて説明します。

●6~8歳(小学校低学年)
小学校低学年は永久歯が生え始まる頃ですので、生えてきた永久歯が虫歯にならないよう、きちんと歯磨きを行えるようにしたい時期です。しかしまだお子さんだけでは上手く歯磨きができないため、親御さんが仕上げ磨きを行います。
●9~12歳(小学校高学年)
小学校高学年は永久歯が生え揃ってきます。お子さん自身で歯磨きができるように、歯の裏側や奥歯など磨き残しが無いようか確認しましょう。
歯磨きに慣れてきたお子さんは、歯と歯の間の汚れを落とすフロスを使い始めると良いです。

仕上げ磨きのコツ

ここでは、仕上げ磨きのコツを説明します。

●体勢
仕上げ磨きは、「寝かせ磨き」が基本です。親御さんの股の部分に、お子さんの頭を置き、仰向けに寝かせて、痛くない程度の力で仕上げ磨きを行います。

●歯ブラシの持ち方
細かい力でコントロールできるように、ペンを持つ持ち方と同様にします。
●前歯の磨き方
歯の面に垂直に当てるようにし、反対側の手で頬の内側を引っ張るようにすると口の中がよく見えるので磨きやすいです。
●奥歯の磨き方
磨き残しが多い場所なので、斜めから歯ブラシを当ててよく磨きましょう。口を大きく開けすぎると歯ブラシが入りにくいため、口は半開きくらいで、頬の内側を引っ張るようにして磨きます。
●注意点
歯磨きが苦手なお子さんの場合は、親御さんの指を噛んでしまう可能性がありますので気を付けてください。噛み癖のある場合は、指サックを付けるなどして対策すると良いです。

まとめ

小学生のうちに歯磨きを上手にできるようになると、虫歯になりにくくなるので、1人でしっかりと歯を磨けるようになるといいですね。
歯科医院では、お子さんの歯磨きについての指導も行いますので、困りごとがある際にはお近くの歯科医院に相談してみてください。

[執筆者]

横引 良評(ヨコビキ リョウヘイ)先生
ヨコデンタルクリニック院長
歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員

1988年生まれ、広島県出身。
2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。
保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。
趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。

ヨコデンタルクリニック
https://yoko-dental.jp/

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