前回の話
ユウタさんは小さい頃に父親を亡くして以来、お母さんと2人で支え合って暮らしていました。社会人になり、転勤で遠くへ引越すことになると寂しそうにしているお母さんに「いつでも好きな時に電話してきていいよ」と伝えました。「迷惑になる」と遠慮するお母さんに「僕の予定を教えるよ」と話し、それからは毎日の予定を連絡するのが日課になりました。
義母優先夫[11-2]私は寂しい思いをしているのに。
遠くで暮らす息子と毎日電話で話すことを心のよりどころにしていたある日、息子から「付き合ってる人がいるんだ。」と打ち明けられました。息子には平常心を装い「あらそうなの。じゃ、お母さんとの電話は邪魔になるわね。」と言うと、優しい息子は「そんなことないよ!いつでも電話してきなよ。」と言ってくれました。
決してユウタには言いませんが、私は心の中でユウタの彼女に苛立っていました。
私がこんなに寂しい思いをしているのに、彼女はユウタと楽しい時間を過ごしているなんて。そう思ったのです。
ママ広場マンガ「義母優先夫」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作者:ねむりひつじ
2歳boy新米ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。