[10]小学校3・4年生編(4)|勉強は「やる気になるまで待つ」ではなく「やる気にならなくてもやる」を目指すために

前回の話。

国語は音読を一緒にやることが大切です。3年生から長文になり難しくなったと感じるお子さんも多いでしょう。
読書習慣がないお子さんはこの音読をしっかりやるだけでも変わってきます。読書習慣があるお子さんは、いつもと違うジャンルの本への挑戦もするといいでしょう。
漢字の練習については、学校で準備されているテキストをしっかりと取り組みましょう。学習習慣のついていない子は、1度やったテキストを再度やるということに抵抗を感じる場合があります。
いちから全部やらせようとはせず、覚えているかいなかを確認して、覚えていない漢字をピックアップして取り組むようにしましょう。
その時はただ漢字を書くのではなく、例に上げられている文章を声に出しながら読み書いていくことが大切です。文章を全部書くも良いのですが、書くことが面倒だと感じる子にはまず、問題の文章を声に出して読む。
そして答えを読みながら書く。音読み。訓読み。の記載部分を読む。
この「声に出して読む」をすることが大切です。読解問題についても、問題を指でなぞりながらしっかりと「声に出して読む」練習から始めてください。何を聞かれて、何を答えなければいけないかを把握することが大切です。




4年生で学習習慣がついているお子さんは、自学自習へのシフトに切り替える準備もしてもよいでしょう。
ただし、すべてお子さんに任せるのではなく、1週間のスケジュールを考えて、今日やることを自分で決める練習から。
保護者の方の見守りも必要ですし、答え合わせと解き直しは一緒にして欲しいと思います。
また、3年生までの単元がちゃんと定着しているかの確認が必要です。
4年生の社会では都道府県のテストがあり、漢字もしっかりと覚える必要がでてきます。
お買い物で買った商品の産地を確認する、旅行に行くときは地図を確認する、目的地までに通る都道府県を確認するなど生活の中でも学習する機会を作るとよいでしょう。

3・4年生の学習習慣が、高学年から中学校に向けての学習に繋がると思ってもよいと思っています。

勉強面でのつまずきがあった場合は個人懇談などで先生からお話がある場合もあるでしょう。その時は、苦手単元を知る機会です。
その際、家でやり直しをした時に都度わからない箇所は子どもから先生に質問をしてもいいかを確認し、子どもにも先生に質問するように伝えましょう。
また、わからないことは悪いことではないことも伝えるといいでしょう。
親が無理に教える必要もありませんし、外部に頼ってもいいのです。
わからないところがあったら学校の先生に聞く。塾の先生に聞く。という体制で全く問題ありません。お子さんも保護者だから反抗してしまう。という場合があります。
うまく先生や塾を頼るといいと思います。
口を出すことを控え、目を離さないようにすることが大切で、ゆっくりでもいいので根気よく。
本当に親は大変です。疲弊もするでしょう。投げ出したくなる時もあると思います。それでも、9歳の壁、10歳の壁、小4の壁は保護者も一緒に寄り添うことで乗り越えることができます。
そして、お子さんに一歩ずつ成功体験をさせてあげることが、自身の意識を変えることになるのです。

次回は、最終の5、6年生。高学年のお話になります。

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エイターママ
小5娘の母。元塾講師。

次に続きます。

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小5娘の母。元塾講師。

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