保育園と小学校のギャップに驚く前に準備しておきたいこと。親も子供も心構えがあると安心です。

幼稚園・保育園から小学生になった時、子供も親もギャップを感じることが多くあります。
特に保育園の卒園生ママはより感じることが多いでしょう。
入学前に身につけたいことの多さにプリントを見て驚くこともあると思います。

預け先が変わった時のストレス

小学校は保育園と違って「働くママ」を前提に動いてはくれません。
3月31日までは保育園、4月1日からは学童など。子供たちは急に預け先が変更になります。
親は、入学式前に、4月1日からの預け先を探す必要があります。
子供は、預け先が急に変わるので心構えが必要です。
お姉さんやお兄さんがいて楽しく過ごせる場合もありますし、いきなりの環境の変化についていけないこともあります。

そして、入学式が終わってすぐ給食が始まることはありません。
長い時は4月の20日前後まで給食はなく11時30分には下校になります。入学式後は10時30分ほどで下校・・・。
市区町村によって預け先は変わってくると思いますが、だいたいが学童。そしてお弁当が必要になります。
保育園より預かり時間が短いと言った問題や迎えが必要の場合もあります。
お迎えが必要な場合は、下の子が保育園に入っていると2か所にお迎え(時間ギリギリ)というパターンもあり苦労されているママさんもいました。



小学校での子供の様子は思った以上にわからなくなる

保育園の先生は子供をよく見てくれていたんだなと思う事がよくあります。
小学校になると休み時間など先生が教室にいないことも多く、普段の生活がどのような状況なのかは先生も把握していない場合が多いです。
様子を知るのは子供からの情報のみ。子供がまだうまく説明できなかったりしてなかなか理解ができないこともあり、慣れるまではもどかしい気持ちになることが多いです。
保育園と違い小学校で45分間座っていないといけないことに子供自身がついていけないことがあります。
その結果、慣れるまで小学校がつまらない。行きたくないと言った気持ちになる児童がでてくることも。

小1プロブレムとは

小1プロブレムという言葉をご存じでしょうか?

小学校に入学したばかりの小学校1年生が集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数ヶ月継続する状態。これまでは1か月程度で落ち着くと言われていたが、これが継続するようになり就学前の幼児教育が注目され出した。

幼稚園・保育園と小学校のシステムの違いが原因の一つとも言われており、今は「保幼小中接続カリキュラム」といった形で対策が取られるようになっていますがまだまだ難しい場合もあります。
入学するとすぐに授業ではなく、学校内を探索したり、ロッカーや下駄箱の使い方など小学校生活がスムーズにいくような工夫も学校ごとにされています。
また、ゲームをする時間を作ったりしてクラス内でお友達同士が仲良くなれるような取り組みを先生が行っている場合もあります。
親は、授業参観でしか実際の状況を知ることができなくなります。
私の場合、4月の娘の授業参観で初めて小1プロブレムの光景をみた時は本当に驚き、そして1学期最後の授業参観の時も相変わらずな光景に対策を考えなければと思いました。
入学してからどんなクラスなのか・・入ってみないとわからない怖さを実感。
隣のクラスは落ち着いて授業が行われていて驚きましたし、クラス替えがあり2年生になった時に普通に授業が行われていたことに逆に驚いたことを覚えています。
ちなみにこういった荒れるような光景は小3になって少しずつ治まり小4の現在は無くなっているそうです。



親がやることが増える

入学してしばらくは検診があったり行事も色々あります。
書く書類も増えたり、準備するものも多くあるため、子どもが小学校から帰ってきたらすぐに連絡帳やプリントを出すことを習慣になるようにしたいですね。
宿題もでてきて音読を聞いたり親が丸つけをするというものもあります。
PTAの行事や旗当番、小学校によっては下校のお迎えがしばらく必要な場合もあるため、仕事など午前中の調整が必要になります。

学校からの電話

体調不良やトラブルがあった場合に学校から電話があります。(基本的に良いことで電話がくることはありません。)
ただ最初は驚くことに「消しゴムが無くなりました。」といった連絡があったというママさんもいらっしゃいました。
先生によって対応が違うということを認識していた方がいいかもしれませんね。

残念ですが先生にも当たり外れがあります

最初からこのようなことを話すのは脅しているようで申し訳なくなるのですが、先生は聖人君主ではありません。
人間同士ですから相性自体が悪いという場合もありますし、驚くほどの対応をする先生もいることは確かです。
その場合は子供の様子も変わってきますので毎日の様子をしっかり確認しておくほうがよいかもしれません。
同じクラスにママ友さんがいる場合は、お子さんがどんな様子かなど聞いて、あまりにもひどい場合は学校に相談する必要があります。



入学までにしておきたいこと

お子さんに伝えて欲しいことは「小学校は新しいことをどんどん学びにいくところ」ということを常に伝えてほしいなと思います。
保育園とは違うかもしれないけれど、新しい発見や新しい体験ができるということ。
それから、子供がうまく言葉で先生に伝えられない時は「緊張していてうまく言えません。」という言葉を最初に先生に伝えてみて。と伝えるのもいいと思います。
親御さんに伝えたいことは、小学校に保育園の手厚さはない。子供の対応を保育園の先生と比べないこと。(保育園のありがたさを小1の時により実感することが多かったです。)
そして1か月ごとのスケジューリングをすることの重要性(お弁当の日があったり、授業参観、PTA、旗当番・・・)。思いがけないほど平日の行事が多いことがあります。
また、小学校に入学してからしばらくはいつも以上にお子さんに目を向けてあげてください。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、心構えがあるともし何かあってもある程度驚かずに対応が可能だと思います。

次回は、小学生に上がるまでに最低限やっておいた方がいい学習面について書きたいと思います。
学習面での小4の壁は低学年のうちからしっかり行っておくことで防ぐことができます。

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