こんにちは。保育士であり、発達障害児支援士のRibbonです。
私は、自閉症の息子を子育てしています。
特性をおもちのお子さんが、急な予定変更に戸惑い、癇癪を起したり、いつまでも泣き続けたりしてお困りではありませんか?
いつもと違うこと、予定変更はとても受け入れづらいことです。
大人でも、楽しみにしていた友達とのランチや、ライブが急遽中止になるなど、事情がわかっていても受け入れがたい時ってありますよね。
ここでは、特性をもつ子どもが、いつもと違うことが起こったときに、どんな行動を起こし、そしてそれをどのように切り替えていったのかについて書きました。
楽しみにしていたスイミング
自閉症(小3)の息子は、週に一度のスイミングを毎週とても楽しみにしています。
2語文がやっと話せるようになり、早く行きたい気持ちを「きやえる」(着替える)と伝えられるようになりました。
毎週土曜の午後にスイミング教室に通っており、その日も前日のスケジュールに「スイミングのカード」を貼って就寝しました。
しかし午前中に近所の公園で遊んだときに、転んでひどく膝を擦りむき、とてもプールに入れる状態ではなくなってしまいました。
気持ちの整理ができない
楽しみにしていたので、やはり出かける時間になると、どうしても行きたい気持ちになり、怒ってソファーのクッションを投げたり、机を叩いたりしていました。
泣いて叫んで自分でもどうして良いのかわからなくなる程、癇癪を起こし、その気持ちを爆発させていました。
「行きたかったよね、わかるよ。ケガが治ったらまた行こうね」と話し、気持ちを受け止めながら落ち着くのを待ちました。
予定変更を伝える
このように癇癪を起してしまう前にできることがあります。
急な予定変更を受け入れること、ましてや週に一度楽しみにしているところへ行けなくなったことをどのように伝えたらよいのかについてです。
・口頭でいつになったらいけるのか、見通しがもてる声かけをする
・イラストや写真を使って何をこれからするのか伝える
ケガをしたところを一緒に見て、「ケガをして血がでたね。ばい菌が入るといけないから、今日はスイミングお休みします。」と口頭で伝えました。
次に、ホワイトボードに、スイミングは行けないこと、公園に行けることをこのように伝えてみました。
ホワイトボードに行き先のイラストや写真を貼り、どこへ行くのか「〇」や「✕」で見せました。
まとめ
特性をもつお子さんにとって、大人でも難しい急な予定変更は受け入れがたいものです。
予定変更をしたときは2つの方法で伝えています。
・口頭でこの先の予定を伝える
・イラストや写真を使って見える化をする
そして、行きたかった気持ちを共感しながら落ち着くのを待つようにしています。
ホワイトボードにイラストや写真を貼って行動を見えるようにするとわかりやすいかもしれませんね。
Ribbon
療育施設で働く保育士です。
3人のママで双子男子(小2)は2人とも自閉症スペクトラムで、地域の小学校の支援級に通っています。