前回の話

保育園の懇親会は翌日。「行くの?行かないの?」と電話でまくしたてるみかちゃんママに、「実はまだ迷ってて・・・」とおどおど答えたあんころさんです。みかちゃんママはイライラした口調で「明日そっち寄るからぱねちゃん支度させて待っといてよね!」と一方的に電話を切られてしまったのでした。

うちのママは過保護なの?[23]






とりあえずどうするかハッキリさせて、しほちゃんママに連絡入れよう・・・
あんころさんが考えていると、「ママっ」とぱねちゃんがやって来ました。

「明日みんなとバーベキュー行ける?」
期待と、心配が入り混じった顔であんころさんを見上げています。

ぱねちゃんのためにもズルズルはよくないよね
そう思ったあんころさんは、ぱねちゃんと目線を合わせて話しました。

「さっきはいきなり行けないって言ってごめんね。」

「ぱねはずっと楽しみにしてたから行けなくなるっていきなり言われても悲しいよね、ごめんね。」
「ママもぱねとみんなとバーベキュー行くのずーっと楽しみにしてたんだよ。
だから、みかちゃんママもぱねだけでも連れてってあげるって言ってくれたんだ。」

「でもね、ぱねが1人でバーベキューに行ってしまうと、ぱねがケガしたり困った時にママは助けてあげられないからすごく心配なんだ。」
「だから、ぱねにはごめんなんだけど、明日は一緒におやすみするのでいいかな?」

ゆっくりとぱねちゃんに説明しながら、あんころさんは心の中で葛藤していました。

・・・今、わたしが言ってることって
これも過保護な発言なのかなぁ・・
でも、目の届かないところへ1人で行かせるなんてわたしにはできない。

じっと聞いていたぱねちゃんは
「・・・しほちゃんたちと
まあ一緒に遊びに行ける?」と、確認するようにあんころさんに聞きました。

「・・・うん、うんっ!
ママが元気になったら一緒に遊ぼうってお誘いしてみようか。」
「うん!ありがとう!
明日はおやすみする!ママがいないのわたしも心配っ!」
ぱねちゃんはちゃんと理解してくれて、笑顔が戻りました。

懇親会の欠席が決まったので、しほちゃんママに連絡入れて・・
ミカちゃんママにも電話しておこうと決めました。

みかちゃんママにはきっと、「は!?なんで!?」とか、また言われそうだけど・・・

ドキドキしながらみかちゃんママに電話してみましたが、繋がりませんでした。
その後何度かけてもみかちゃんママにはつながりませんでしたが、しほちゃんママからは返信があったことと、
みかちゃんママにもメールしたことで大丈夫、と、この件については片付いた「つもり」のあんころさんなのでした。

続きます。

あんころ
アラフォーママ
不妊、流産、死産、義両親との同居を経て
ただ今、7歳差姉妹の育児に奮闘中

----------
しほちゃんママは「勝手に話進めてごめんね」と言っているし、欠席の事も「それがいいと思う!」と言ってくれています。それにみかちゃんママにも伝えてくれると・・・直接メッセージもしたし、一件落着なのではない・・・のですか?
[ママ広場編集部]

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事