先日、本屋さんでこんな本を見つけました。
我が家には切れキャラが二人います。6歳になった娘と、パパ。
(パパの方は置いておいて 笑)娘とは日頃からすぐに怒らない練習をしていますが、なかなかキレ癖が直らず、私の悩みの種の一つとなっています。
娘と一緒に読もうと思いこの本を購入しました。
物語の絵本しか読んだ事がなかったので、こういう本に興味を示してくれるか少し心配でしたが、私の不安をよそに強い興味を示してくれました。
さっそく一緒に本を開いてみると、子どもの興味を引く面白いイラストと、娘にも十分理解できる読み易い文章。怒りとは何なのか、人はどうして怒るのか、怒りっぽい人と怒らない人の違いは何なのかなどなど、内容もとても興味深い。
本に登場するキャラクターや内容と自分たちを照らし合わせながら、一つ一つ状況を想像しながら、一緒に読み進めていきました。
娘は一ページ目にあるキャラクター紹介に何度も戻ってはそれぞれのキャラクターの名前と性格を再確認しながらじっくりと想像しながら読んでいるようでした。
情報量がとても多いので、実はまだ最後まで読み終わっていないんですが、CBT (Cognitive Behavioral Therapy:認知行動療法)がベースになっているようです。
実は昔オーストラリアに住んでいた頃、私自身心理療法士によるカウンセリングを受けていた時期があります。
その時にカウンセラーから紹介されたのがこのCBTでした。
当時私は、Anxiety(不安障害)をなんとかしたくてカウンセリングを受けていたんですが、元となる問題の種類に関係なく、自分の性格が原因で起こってしまう悪循環に悩んでいて、変わりたい、なんとかしたい、という方のための療法だと理解しています。
そんなCBTを、この本では子どもにも理解しやすいように具体的な説明や例えを取り入れながら、丁寧に、色んなテクニックを紹介してくれています。
既に試した事があるものも含め、イラストやわかりやすい説明文を読みながら一つ一つ実際に試してみて、これならできそうと娘が思えて、更に効果もあるテクニックを少しずつ定着させているところです。
この本を読んだその日、娘は頑張り過ぎてしまったようで、次の日にその反動で大噴火が起こりました、予想はしていましたが...笑
なので娘にはもう一度、怒っちゃダメなんじゃないという事と、この本を読んでテクニックを学んだからといって、すぐに怒りをコントロールできるようになるわけでも、そうならなきゃいけないわけでもないという事を伝えました。
大切なのは、怒りをコントロールしようと努力する事。
できる時もあるしできない時もあって当然だから。そして、これが少しでも上手くできるようになったら、あなたはもっと進化するよって事。(最近ポケモンにハマっている娘は、『進化 : evolution』という言葉に弱いんです 笑)
まだまだ進化の途中ですが、明らかに娘に変化が見られます。
娘なりに意識しているのがわかります。
嬉しい事に、実家の母も娘の変化に気付いてくれました。
娘だけでなく、私自身にも役立っています。
怒りをコントロールする事の難しさは、子供たちに限った問題じゃないですもんね。
それに、娘が怒りをコントロールしようと一生懸命頑張っている隣で、母がブチ切れるわけにはいかないでしょ?笑
素晴らしい本に出会えた事をとても嬉しく思っています。私と同じような悩みを抱えている方々にも、是非お子さんと一緒に読んでみて欲しいと思ったので、シェアさせていただきました♪