緊急事態宣言解除後も在宅勤務を続けたい3つの理由。

私は夫と4歳(年中)息子の3人家族で、フルタイム勤務をしています。
産休+育休から職場に復帰したときに商品のPRや営業で外勤が多かった仕事から、企画やサポートをする内勤に変わり、3年が経ちました。

私が勤めている会社はとても働きやすい環境です。特にこの4月の部署移動で、ワーママ同士でもあり気の合う人たちと働けることになり、仕事内容も楽しく、以前よりもっと職場が好きです。

でもその一方で、1年前くらいから少しずつ、漠然とした焦りやストレスを感じるようになってきました。
いつも時間に追われていて、家事は90%、私。
息子の「いっしょに遊ぼう」に平日はほぼ対応できず、とにかく急かしてお風呂、ご飯、寝させるだけ。
先日、運転免許を返上した高齢の両親を手伝いたいけれど、平日は時間がない。
子どもの事で仕事を休んだり早退遅刻をすると、甘いと思われるかな、迷惑をかけているなと思う。
良く聞く"小1の壁"を乗り越えられるのだろうか。
仕事は当然きっちりするけれど、決められた時間ずっと会社にいなくてもできるのになぁ。
そんなことをあれこれ考え出してしまうと、仕事を辞めようか、でも辞めたら二度と就職先など無いだろうし、そもそも家のローンが...など、解決の見えない沼へはまっている気持ちでした。




そんなある日、
「明日から在宅勤務に切り替えましょう。」
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、突然、私にとって初めての勤務形態を経験することになりました。

2ヶ月ほどが過ぎ緊急事態宣言が解除された今、
SNSやメディアを通して、私と同じように在宅勤務を続けたいと思っている人が割と多いと感じます。
私も!私も在宅勤務を続けたいし、もっというと、時間のコントロールを自分でできるようになりたい!
私にとって、なぜ在宅勤務を続けたいのかまとめてみました。

 

家でも仕事がしっかりできる

私の場合は、毎朝必ずリモート打合せを行って仕事の分担、進行状況、優先事項など共有しています。
なのでその日にこなす仕事が明確ですし、安心してそれに集中して進めることができています。

確認したいことができたり作成したファイルをすぐに共有したいときはチャットツールを使えば可能。
生産性は変わらないか少し上がる成果を出せています。

マンションにお住まいの方のあるあるだと思うのですが、定期的にやってくる排水管洗浄、防災探知機の検査。
追加日の設定は無く、在宅を求められるあの15分!
今まではそれのために早退したり、わざわざ有給を取ることもありましたが、在宅勤務なら仕事をしながら対応が可能になりました。

 

時間が増えたことで精神的に楽になった

通勤時間が往復で1時間20分。
それがゼロになったので、時間に追われることが大幅に減りました。
仕事を早く始められるし、終了したらすぐに家事に取りかかれます。

家事の90%は私。それはbefore コロナ、withコロナ、afterコロナだろうが変わりません。
私は家事が嫌いではなく、どちらかというと綺麗に保たれていない部屋やシワが残るシャツを放置している方がストレス。
それでも限られた時間では思うように全てできないと悟った時から、夫のシャツと息子の制服のアイロンがけ、それと靴磨きを放棄して約1年経ちますし、掃除機をかけるのは週1にしたり、保育園へ持って行くものの遅れ常習者、それにすぐ伸びる帽子のゴムにすぐとれるボタンなども2、3回指摘されてやっとやる感じでした。
自分を追い詰めないために切り捨てていたものが、逆にストレスという結果に。

今までは会社で仕事をしながら、4時をまわったくらいから息子のお迎えと夕飯とできていない家事の事ばかり考えてしまっていましたが、1時間20分という時間が精神的にとても楽にしてくれました。

夫に対して、ソファに寝転がっていればご飯が出てきて片付いて息子の世話もできてていいよね!(怒)と思うことも無くなりました。
(...相変わらず寝転がっているけど。寝転がってるのに「お茶入れて」って言いやがるけど。)




息子の変化

まず、生活が規則正しくなりました。
以前は保育園行くよ!起きて!朝ご飯食べて!
と急かしても「まだ眠いよぅ」「保育園お休みしたいよぅ」となかなか起きなかった息子でしたが、
朝7時には自分で起きてカーテンを開け、トイレと歯磨きを済ませるようになりました。
パパママに褒められるから得意になってやっています。
私が在宅勤務になってからは夕食の時間も寝る時間も早くなったからかなと思います。

今までは、クラスのお友だちがみんな帰ってしまってからしかお迎えに行けなかったので、保育園に行きたくない、お迎えが遅いから嫌だとごねて、帰宅してからも不機嫌を引きずることが多くありましたが、1時間早く迎えに行けるようになってからは帰宅から夕飯まで、夕飯から就寝までの「隙間時間」があることで両親と遊べる時間ができたのでご機嫌で行動も早くなりました。

 

以上が、私が在宅勤務を続けたい理由です。
産休育休後、職場に復帰して初めて、仕事と家庭を両立することができました。
現在は週に2日だけ出社し、3日は在宅勤務をすることになっています。
在宅勤務の時は勤務時間が決まっていて、その時間の中で仕事をしていますが、
もし決められるのがタスクだけで時間は自分でコントロールすることが可能になれば、両親のサポートをしながらでも仕事ができるようになります。
今はまだ健康で過ごしている両親ですが、高齢のため、運転免許証を返上して3か月経ちました。
バスと電車を2つ乗り継いでやっとスーパーへ行けるような郊外に住んでいるため、買い物や通院のサポートができるようになれたらいいなぁと思っています。

在宅勤務を始めた理由はウイルスという全く歓迎できないものではありましたが、だからこそ突然始められたのかもしれません。
そして、やってみたらちゃんと仕事ができました。
今まで自分には夢でしかない、大きな会社の一部の人だけのものと思っていた「働き方改革」が、現実となって自分のすぐ近くにある気がしています。

子育て、介護、健康上の問題、あるいは目標に向かっての勉強など、それぞれの事情がある人もきちんと仕事ができる。仕事を辞めなくてもよい。
可能性は、広がっているのではないかな。

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