第4話完【白昼堂々の連れ去り】もしも我が子が・・!備えることが守ることに。子供の近くにある犯罪

前回のお話

前回、人目が多いのにも関わらず、1年生の男の子の腕を掴んで放さない不審者から、なんとか男の子を助けたい!と声で応戦する下校中の小学生たち、高学年の男の子が駆け込んだ「こども110番の家」にはいつも交通指導をしてくれているおじいさんがいてくれました。慌てて駆けつけたのですが、おじいさんの登場で男の子の腕を放し車に乗り込んで走りさってしまいました・・・。その後おじいさんの家から警察に連絡してもらい、何があったのか詳しく話すことに・・・。




前回高学年の男の子が「こども110番の家」に駆け込んだおかげで、おじいさんが不審者を追い払ってくれました。
その後おじいさんは、警察や小学校に連絡し、保護者が迎えに来てくれるのを一緒に待ってくれました。

このような事件は突然起こり、保護者がいつどんな状況でも対応できるとは限りません。

白昼堂々の連れ去り・・保護者や学校はもちろん、「こども110番の家」など、地域のあたたかい目や協力があってこそ子ども達の平和な日常が守られるとあらためて感じました。
この日以降、我が家でも防犯対策の見直しをおこなったことはいうまでもありません。
普段からさまざまな状況を想定して準備するのが必要だと感じました。

今回の事件で大切だと思った事を書いたので是非お子さんと一度確認してみてくださいね。

1)持ち物に名前を書くときは簡単にわからない場所に
通学時に誰でも名前を確認できるような場所には名前を書かないよう注意しましょう。現在は名札も学校にいる時間以外は付けないことが一般的になっているところもあります。名前を書く時は、誰にでも見える場所ではなく、裏側や内側など人目に付かない場所に書きましょう。

2)防犯ブザーを持つときの「3つの約束」を伝えよう
下記は子どもがついついやってしまいがちな行動です。いざという時のためにもしっかり伝えましょう。
 ・すぐ鳴らせる場所に付けること 
 ・遊びでは絶対に鳴らさない
 ・鳴らしたらすぐに逃げる

3)住んでいる町の中で危険だと思われる場所を親子で確認したり話し合おう
通学路は大通りだけでなく、人があまり通らない薄暗い道を通ることもあります。木がたくさん茂っている公園や階段が多い場所、マンションの駐車場などは「周りから見えにくく」「誰でも入りやすい」場所です。いろんな人がいても怪しまれないこと、また助けを呼んでもわかりにくいことから危険な場所だと考えられます。駐車場では無理やり車に連れ込まれたり、車にひかれてしまう危険もあるため、こういった場所で一人で遊ばないことを話し合ったり、親子で実際に行動範囲を歩きながら注意することについて話し合うことも大切です。

4)通学・外出時の約束「いかのおすし」を伝えよう
いか どんなに優しそうな人でも、何を言われても知らない人についていかない。
  知らない人の車には絶対にのらない。
車に乗っている人に話しかけられた時は、無理やり連れ込まれないよう、2メートル以上離れたり車の進行方向と逆方向に逃げること
 おおごえを出して助けを呼ぼう
危ないときは大きな声で「たすけて!」と叫ぶか防犯ブザーを鳴らそう
 安全な場所にすぐに逃げる
コンビニなどのお店や「こども110番の家」など、一番近くて大人がいる場所に向かって逃げよう
 すぐおうちの人にしらせよう
危険な目に遭ったり、怖いことを怖いことを見たら、すぐに保護者に知らせる。保護者と話ができないときは、近くにいる大人に知らせよう。

【完】

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今回起きた白昼堂々の連れ去りは、男の子にケガはなく、大事には至らなかったようですが、周辺では数日前から不審者の目撃情報があったりと、今思えば「いつもと少し違う」状況があったようです・・・。犯罪は、思わぬ時に思わぬところで起こる、とあらためて実感するとともに、親子で取り組めること、地域の助けや協力を得て成り立つこと、両方の側面を意識してしっかり備えておくことが大切だと思いました。新しい生活がいっそう輝かしいものであるよう、一度見直す必要がありそうですね。貴重な体験をありがとうございました。

[ママ広場編集部]

※ストーリーは実話を元に編集しております。
 実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部
[イラスト]dechi

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