前回の話
夫タクマさんは、妊娠中の妻にしてもらえない自分のパフォーマンスを上げるための体調管理と生活サポートを代わりにしてもらうために住み込みで来てもらっていたユウコさんに出て行かれてしまいました。それ以来、自分の生活ルーティンが乱れてイライラした毎日を妻カナコさんにぶつける毎日ですが、カナコさんはタクマさんに認めてもらいたくて「頑張る」と繰り返し、相当無理をしていました。
愛した人はモラ夫でした[32-2]お腹が痛むけど頑張る
私が頑張れば夫に認めてもらえる。もう怒鳴られなくて済む。「頑張る」と約束してもらえて嬉しかったのも束の間、夫に「ユウコの代わりが見つかったら来てもらうから。」と言われ、驚いて思わず「えっ」と声が出てしまいました。
「え?カナコはユウコの代わりもできるの?」明らかに機嫌が悪くなった顔の夫。
「あ、うん。頑張る。私、頑張るから。」そう答えると、夫は少し考えて「・・・わかった。じゃ、今日からね。もしできなかったら代わりの人見つけるからね。」と念を押したので、私は自分にも言い聞かせるように「うん。わかった。頑張るね。」と答えました。
時々痛むお腹をさすり、心の中でおなかの赤ちゃんに語りかけました。
「ママ頑張るね。パパに認めてもらうように、頑張るから・・・応援しててね。」
頑張れるような体の状態ではないし、頑張らなくてもよい状況ですが、この状況のカナコさんにはそんな考えはないようです。
ママ広場オリジナルマンガ「愛した人はモラ夫でした」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。